山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

夏フェステレビ観戦 その6

グラストンベリー その2

さて、このグラストンベリー、出演者が日本でこの夏に行われたサマーソニック等とかなり被ってるんですが。
どのバンドも皆さん、日本での演奏に比べて「五割り増し」くらいの熱演でしたねorz
なんかもう、見てて「イヤン」という気分になってきましたね。

でも、このお客さんと演奏者の「あらまほしい姿」を見ていると、この演奏への力の入り具合、熱演もむべなるかな__という気持ちになってきますね。
これだけ素直にお客さん達が熱狂してくれたら。
こんなに愛が満ちた空間で音を鳴らすことが出来るのなら、それはきっと、音楽家冥利に尽きる瞬間なんでしょうね。
賞賛や栄誉にもまさる、形には残らないけれど、自分を照らし続けてくれる光みたいなもの。
そんなモノに触れられる一瞬なんでしょう。

「お客さんも演奏者も素晴らしいよ!」
↑最近、この手のことに敏感に感動するようになっちゃったなー(年のせい?)orz

さて、このグラストンベリー、初日のオオトリはARCTIC MONKEYSでした。
「ふえーー、オオトリかいー!?フラテリス(彼らも素晴らしい演奏だった!サマーソニックの五割り増しコース!!)だって一曲しか放映されなかったのに」
とかなんとか言いながら見ていたら、なんとARCTIC MONKEYSのラストに演奏された曲が、
「ダイアモンドよ永遠に(Diamonds are Forever)」

しかも演奏前に、「今年のグラストンベリーにはShirley Bassey(シャリー・バッシー)が出るので、この曲を彼女に捧げます」と言って紹介したんですよ。

「今、シャーリー・バッシーって言った?出るの彼女??」と思わず目を白黒させるワシ。
するとこのARCTIC MONKEYSのカヴァーが素晴らしい演奏でねえ。
あの古くさいカッチョイイギターの音とこの楽曲がよく似合っています!
「うおー、ARCTIC MONKEYSはカヴァーしてもセンスがいいなあ」と感心。

で、その後、そのMCの事は忘れてて、二日目を見終わって、三日目になったら。
なんと本当にシャーリー・バッシー女王さまが降臨!!
肌も露わなピンクのイブニングドレス姿で、ビッグバンドを引き連れてのご登場!
「うおーー。ゴージャス!!」

一体、彼女何歳なんでしょうね?
素晴らしい歌声、素晴らしい表現力。
あたりを振り払うような威厳ある雰囲気。しかもチャーミング!

「日本人にこのタイプのシンガーは皆無だなあ」と素直に感動しましたよ。
まだ続くぜ!