山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

夏フェステレビ観戦 その5

グラストンベリー その1

今年のグラストンベリーは、殊の外、本当に隅々まで素晴らしかった!!ですねー。
もう感動しちゃって、毎日繰り返し見てますよ(^^;

オープニングもモンティパイソンみたいなレビューのパロディ(?しかも女装<かなり汚い<失礼)から始まって、初っぱなのジプシー・パンクス(GOGOL BORDELLOというバンド名らしい)みたいな凸凹ロックに痺れる。
「日本じゃ全然無名なのに、面白いバンドが居るなー!これがオープニングって事は、今年のグラストンベリーはひと味違っている予感がする!!」と感動。
すると、写る客席の様子もなんとも凸凹で。その愛すべき凸凹っぷりに思わず心が和みます。

キモヲタも主婦も赤ん坊もパンクスも、小学生も老人も、みんなニコニコと音楽を心から楽しんでいる様子なんですよね。
音楽と人生が密着した、人と音楽のあらまほしい姿だなあ」と感心しました。
日本の夏フェスみたいに、若者中心の客層で、とりあえず盛り上がる音楽はモッシュしとけ!ダイブしろー!クラウドサーフィンだー!!若いときは今だけなんだから、暴れろー!!!みたいな感じが全くないんですね。
でもソレがすごく好印象。

「とりあえず、騒いでおけ」「とりあえず、暴れておけ」みたいなノリではない__もっと自然に音楽に乗って楽しんでいる様子(合唱とかダンスとか)なので、かえって全然予定調和な感じがしないですね。

どうも近年、日本のロックの観客は、「ココで騒ぐオレってカッコイイ」「ココで飲み水を振りまいたオレって勇者」「ココで暴れてこそ青春!」みたいな、変なノリがあってそれが「形式主義に陥っている」という気すらするんですが。
どうもそれに縛られてて、音楽そのものを楽しむ様子とはまた違ってきているような・・・といぶかしく思っているのはワシだけでは無いはずです。

その「いぶかしい思い」に「やっぱりそうだよね!」と確信を与えてくれたのがこのグラストンベリーでした。
なんせ、出演者も観客も、長靴姿(笑)<グラストンベリーはもともと農場なので、雨が降ると、足下が超絶にぬかるむ。
それに子供がロックバンドの生演奏を聴くなんて機会は、こんな時しかない(海外のライヴハウスはアルコール類が出されるので、入場者の年齢制限が厳しい)ので、小さい子供も沢山、ノリノリで楽しんでいます。

この話、続きます。