山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

Wake up! Tour 9/22 @Zepp Fukuoka 9

つまり、それ(ワシの「置いて行かれた」感じ)は「この曲は大事な曲なんだ」と気づかせるのには十分すぎる行為でしたけどね。
「あれだけ普段冷静な真鍋代表が、こんなに真剣に自分の感情を吐露して(なんせ普段は、自分の感情とか弱みとかを他人になるべく悟られないようにして過ごしている人なので)、感情失禁気味なまでに自分の中の情熱を全部吐き出している!つまりコレは、こんな風に彼をせしめる程の意味がある曲なんだ!」
と最初に聴いたときにスグに判りました。

そしてこの「スケアクロウ」は男同士の友情の歌であるという事も。
さわおが「君を連れて行く」と断言し、「神様より君を信じる」なんて言えるのはメンバー二人に対してダケじゃないですか。

そしてその歌詞に応える激しい情熱(ギターソロ)は、最初に聴いたときは、「なんかスゴイ事が今、起きて居るんだろうけど、なんせ今、初めてコレを聴いたところなんで、ちょっと戸惑っています・・・」というモノでした。
コレが「置いて行かれた感じ」の正体ですね。
寂しい事に、さすがのワシ(^^;ですら、一聴しただけでは、ワカラナかったのです。
「スゴイ、意味がある事が今、起きているんだろうけど、全体像がまだよく見えてない状態」だったんですよ。

ソレが、その後、ギターが替わって、ソロも替わって(もっとエモーショナルだけど、「なんとなく」の情熱に任せたままのソロではなくて、力強い音の一つ一つに意味が見えるようなソロに差し替えられた)
「ああ、なるほど!」と真鍋代表の意図するところが見えてきたんですね。
そしてその「置いて行かれた感じ」がした理由までも(歌詞の誠実さに応えるための行為だったと言う事)

そして3月の「デリバリー・ブラッサム」に於いて。
スケアクロウ」のギターソロは「CD版に準ずるもの」へと変化していました。
「うむ、まあまあ、こんなものでしょう」(<エラソー)とその時はその時ですごく納得していたのですが。

恐ろしい、本当に恐ろしいですピロウズは。
今回の9/22のZepp福岡では、ギターの音が更に凄いことになっていたんですよ!
CD版より力強く、美しく。
唸りながら囁きながら、囀りながら。
音の一つ一つが説得力を持ち、歌詞を輝かせ、ついには真鍋代表が菩薩になってましたよ。
無私の愛情を持つことの大切さ、偉大さを感じた瞬間でした。