山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ロックの歴史じゃなくてオルタナの歴史

長女の通学用iPodに、「どれどれ母ちゃんセレクションの『一目で見渡せるロックの歴史』を入れておいてやろうね」と言いつつ、古いCDを次々とMacにブチ込むワシ。
で、長女は毎朝夕、ソレを聴きつつ通学しているわけですが。

「なるほど!どれもカッコイイよ、お母さん!!」
と長女が言う。
君は本当に素直だなあ(--;
「古い音楽を知ることも面白いでしょ?」
と言いつつ、長女のiPodに入れたモノをMacでシャッフルして聴いたりしているんだが、コレが。

「ぬおおおお!カッコイイ!!」<バカ

なんせ、stone roses’this is the one’の後にradio headの'you'が入ってて、その後にピロウズの'beautiful picture'が流れる。
「この選曲とこの流れは・・・凄いな」
(シャッフル機能が勝手にやっているだけなんだが)
あまりの美しさに思わず涙が滲みます。
するとその直後にsparksの'complaints’が流れて(笑)、お次はclashの'jail guitar doors'
「あはは、この流れ、おかしーい」
と笑っていると、すかんちの「恋はB・O・M・B・E・R」が流れて、その次はnumber girlの「タッチ」、そしてマキシマムザホルモンの「ルイジアナ・ボブ」へと至ります。

_____なんか、流れ的にはなんら問題が無いような気がしますけど?
全然不自然ではありません。

つまり入れたCDの中で、最も古いのがsparksで(1973年作品)、次がclash、stone roses、radio head、一番新しいのが今年2007年に発売されたピロウズマキシマムザホルモンてるる...等なんですが。
年代的にはこれらの音楽にはそれぞれ34年間のギャップがあるはずなのに、どれもが一緒に流しててもなんら問題無いですね。

と、言うことは、実はオルタナなロックミュージックの潮流というのは、この30年以上、殆ど変わってはいないって事なのかもしれません。
(しかし、何より「一番の原因」は、ワシ自身がこの30年以上、音の好みが変わって無いって事なのかもだ)
ああ、イカン。コレは本筋の「ロックの歴史」とは全然違うじゃないか!!

本筋の歴史___だったら、ビートルズから始めて、ストーンズ、Zepとかになるのかな?
でも、そーいうのはありきたりで、別に教えてもらわなくてもその内に分かるじゃないか。
母ちゃんが教えるのは「傍流だが厳然として存在する歴史」って事で。そこはひとつ、よしなに。