山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

V6の新曲、「シュガー・ナイトメア」を聴く

ピロウズがV6に曲を提供して演奏もつけている、新曲「シュガー・ナイトメア」をやっと聴きましたよ。
「う?む、エックセレント!!」(断言)

ヴォーカルもちゃんとさわおっぽく歌ってますね。
おそらく、「仮歌」として録音されたものをちゃんとなぞって歌っている状態だから___なんでしょうね。
シンちゃんのドラムのグルーヴ感、ビート感も遺憾なく発揮されてて(演奏は完全にピロウズの「いつもの状態」なので、話としては「アタリマエ」なんですが)素晴らしい。

淳のベースもすごく良いですね。
最近、彼は「ちゃんと歌うベース」「前に出てくるベース」を弾いてて素晴らしいです。
今までの「保護色ですから」な状態から抜け出して、「一皮むけた」という気がします。
「いつまでも主張しないサポートメンバーのベースではなくなった」という事でしょうか。
「いつまでも控えめであることが、他の演奏を引き立てることにはならない」という事に気がついた__という気がします(妄想)
上田ケンジ、鹿島達也という「偉大なベーシスト」の後任としてピロウズの演奏をサポートする事になって早八年。
先達二名の幻影を振り切って、「俺のスタイル」を見つけたような気がします。
そう言えば、もう淳は「歴代ベーシストの中で最も在籍期間が長いベーシスト」になったんでしたね。

そして特筆すべきは、やはりV6三宅が元々ピロウズのファンで、自ら楽曲提供をお願いした__というのがこのコラボ(笑)のとっかかりらしいので、楽曲が「モロにピロウズ」なのが「嬉しい!」という点ですね。
いつものピロウズ節。
ロマンチックでちょっとストーカーっぽい歌詞も、 POPでコロコロ転がり続けてどんどん走り出して、最後は踊り狂ってしまうような曲の展開も。
すべてがあまりにも「ピロウズ過ぎる」ですよ。そこがまた素晴らしいです。
「アイドルに提供する曲だから」って手は抜かない。
いつもの作風で当然のように勝負を賭けてくる。
ファンとしては、この姿勢にまたしてもシビレますね。

さて、この「シュガー・ナイトメア」で一番気になるのは、ギターです(ピロウズはギターバンドですし)
最初の方ではNINE MILESさんぽく、明るくレゲエっぽいカッティングが聴けますが、曲の後半、NINE MILESさんはそのヴェールを脱いで、「ピロウズのギタリスト」へと立ち返ります。
「必要以上にエロなフレーズ」でグイグイ迫ってきますよ(赤面)