山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

タマには次女の話でも

次女(8歳)がワシに言う。

「お母さん、不思議な事があるよ。教室の水筒置き場(教室の後ろの棚の上に、カゴが置かれて居て、夏場に水筒を持参した児童は、ココに水筒を置くようになっている)に水筒を置いていたら、いつの間にか中のお茶が減っているんだよ。お昼には殆ど無くなっていたの。水筒が漏れているようには思えないんだけどね。お母さん、ちゃんとお茶入れてた?不思議だねえ」

「____それは、誰かが勝手にあなたのお茶を飲んでいるからですよ」と、ワシが言うと、
「そんな事ってあるのかしら?」と首を傾げる次女。
「じゃあ、なにかい?妖精がやって来てキミの水筒のお茶を飲んでいるとでも思うのかね?」と言うと、
「いやあ、そうじゃないと思うけど」と次女。納得が行かないという表情である。

その話をした翌日、また、次女が言う。

「お母さん、今日は水筒を水筒置き場に置かずに、バッグの中に入れたままにしておいたら、お茶が全然減ってなかったよ。バッグの中にお茶もこぼれてはいなかったよ。不思議だね」

「___それは全然不思議ではありません。それはバッグの中に水筒が仕舞われていたので、お茶を盗み飲みする人が盗み飲みしたくても出来なかった。ってダケの話しです。今度からは、お茶は水筒置き場に置かないで、バッグの中に仕舞ったままにしておいてください」と言う、ワシ。

どうもウチの娘は田舎でノンビリと育てたせいか?物凄く、それこそ浮世離れしているくらいにボンヤリと育ってしまった部分がある。
長女が朝から電車で爆睡してしまい、終点まで行ってしまったエピソードも然り。

長女も次女もその性格に違いはあるものの、そのボンヤリさ加減に関しては非常に似ている。
長女次女も、平気で小学校にビーチサンダルで出かけようとしたり、カバンを忘れて登校したり(どちらも家を出る姿を毎日、見送っている為に、その状態で家の敷地内を出る前にワシが気がついて慌てて引き止めた)
さすがに「パジャマで登校」はまだ無いが(朝食をちゃんと食べるので、ソレは無い)

長女のみならず、次女まで同じ失敗をやらかしている姿を見ていると、「ワシの子育てに問題があったんだろうか?」と真剣に悩んでしまう瞬間である。

「お茶が消える」のは「お母さんが水筒にお茶を入れ忘れた」か「水筒が漏れている」からだ__と思っているなんて。
カワイイ奴め。