山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ギターの夢の結末

・長女が学校から、新しい本年度制作の「学校案内」のパンフレットを貰って帰ってくる。
「なんで?」と思ったら、結構デカく、長女の顔写真が使われていたのだった。
「この写真、いつ撮ったの?」と訊くと、
「この前、世界史の時間にカメラマンがやって来て、授業中の風景をパシャパシャと沢山撮影して帰って行ったんで、他の人が写っているんだとばかり思っていたら___俺が写ってた」orz
と長女、恥ずかしそうにしている。
(知っている人は知っているが、ウチの長女はルックスが良い。とてもクールな美形タイプである<中身は熱血系だが)

よくよく見ると、このパンフレットの長女の顔写真、見事なまでに目の下が真っ黒に写ってて思わず笑う。
「よりによってこんなコンディションが悪い時に写真撮らなくても、ねえ?」と言うと、
「ホントに...」と長女凹む。

なんせ普段の睡眠時間は6時間、毎日往復3時間の通学時間と11時間のお勉強時間という過酷な生活を送っているので、校外模試で二週間ほど休みが無くなったりすると、あっちゅーまに目の下が真っ黒になってしまうのだ。
体調の悪さが正直に目の下に出るのだ。可哀想に。

・長女が言う。
「この前のギターの夢の謎が解けた」
以下、その話し↓

長女の通学路にホルモン焼き屋がある。
長女が夕方(と言うか?もう夜)その店の前を通るといつも、店の二階でギターを弾いている人が居る。
どうもオッサンらしいんだが、ヘビメタ風のギターを弾いててなかなかの名手らしい。

「でもどういう人なのか?どんなギターなのか?がよく見えないのよねー」と長女。

なんでも二階の開いている窓から、弾いている人(オッサン?)の左肩の後ろあたりから、ギターのネックとヘッド部分だけがチラ見出来るらしいのだ。

「ギターのヘッドのそれも後ろ姿しか見えないから、一体ドコのメーカーのどんなギターなのかが気になって気になって仕方ないんだよねえ。せめてギターだけでも見せてくれないかなあ」
と、長女。

勇気を奮ってそのホルモン焼き屋に、
「ギターの音に誘われて参りました!」と言いながら突入してはドウだろうか?

もしも、この日記を読んでいる人で、ホルモン焼き屋の二階でいつもギターを弾いている人が居たら、通りすがりの女子高校生にギターをちょっとで良いからそのギター、見せてあげておくんなさいまし。
夢にまで見るらしいんで。