山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

Wake up!Wake up!Wake up!全曲レビュー その2

(昨日の続き)
あ、でも、その宗教的な部分は恐らく、作っている本人には「無意識」なんではないか?と思ってます@ワシ
多分、「自分の気分にピッタリな言い回し」を探しているうちに「自然」と「天然」で、そういう図式(神様VS自分)が出来上がっているのではないか?と。

どっちかというと、「宗教でも無く、思想でも無く、純粋に音楽」(ベスト盤の帯名コピー)を追及しているっぽいので、その結果として、無意識のウチに自分の根底にあるものが滲み出しているんだろうな__と予想するワケですよ。

言い忘れてましたが、この「do do」ってあの、絶滅してしまった「ドードー鳥」の事ですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ドードー
「飛べない鳥」で「絶滅してしまった」というのが、山中さわお的に、非常に心にヒットしたらしく、「死んでしまったミュージシャン」や「解散してしまった自分が好きだったバンド」にドードー鳥の姿を重ね合わせてこの曲を作ったらしいです(雑誌他のインタビューによる)

この曲の白眉は、最初からコロコロと転がってきたメロディが一変して、ブレイク、その直後に
「時間切れで僕らも死ぬんだ」
って、オイーーー!!と言いたくなるような歌詞が飛び出して来る所ですね。
でもメロディはまだまだ転がり続けて、一向に足を止めません。
ドラムも軽やかにリズムを刻み見続けます。
そしてそれまでよりも尚の事、一層ノリノリになってきて、カッコイイギターのリフに乗った揚げ句、走り始めてしまうのです。
何故ならその後の歌詞が「’まだ足りない’って目覚めたい」だから。
生きているうちにこの音楽を楽しもう。踊れ踊れ!と挑発してきます。

今までドコの世界に「時間切れで僕らも死ぬんだ」なんて歌詞で踊ってた音楽があるでしょうか?
ワシは知りません(あったけど、シリアスな曲調のモノが多かったと思う)

「君が作った世界地図、僕はちゃんと今日も広げてる」って部分も(・∀・)イイ!! デスね。
先達が切り開いてきたロックミュージックの世界。
その世界のマダ未開拓な部分を「俺たちが切り開くぜ」という自負が伺えます。
それは「GOOD DREAMS」収録の「フロンティアーズ」という曲でも歌われた事ですが。

あ?あれ??話しがまだ終わらないのに、文字数が尽きました_| ̄|○
「Wake up!do do」の感想はまだまだ続きます。