山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

Heart is there (うぅ??、うぉんちゅーっ☆)2

そして、思い出したのですが、その当時(1979年頃)__パンクの人がレゲエにリスペクトを捧げていた頃。
生まれた音楽に「スカ(SKA)」がありますね。
コレはメンバーも白人と黒人のミックス編成が多くて、如何にもイギリスの労働者階級の人たちが、自然な感じで(幼なじみとか)集ってやっている音楽という雰囲気で面白かったんですよ。

すると、やっぱり、音楽もそうだったんですが、歌詞も。
「パンクとレゲエを繋ぐもの」という感じで。本当に興味深かったですね。
「団結せよ(Unite)!」(=レゲエ由来)と「破壊せよ(Destroy)!」(=パンク由来)が並立し、共存する世界観。
つまりコレは、「反体制」(当時はサッチャー政権時代)というキーワードで繋がる世界だったんですね。
あ、なんかワシ、自分でも凄く鋭い事を書いているような気がしてきたぞ(^^;

まあ、そんな風にして、「レゲエとパンク」の食い合わせって凄く「(・∀・)イイ!! 」んですよ。
なので、ピロウズがレゲエのNINE MILESをコピーするのは「当然」っちゃあ「当然」「自然」ですよね。

えー、さて。音楽に話を戻しましょう。
かようにして「音楽は走り始める」のですが、一見、「全く違うようにアレンジされている」という気がしますが、原曲と聴き比べてみると、実は殆ど変わってないんですね。
ドラムでブレイクが入るタイミングも一緒。
曲の構成も同じ。
しかも、よーく聴くと判りますが、バックコーラスに聞こえてくるその声は「おぉ、まさにNINE MILESさん本人の声(大好き♪素敵な声ですよ)じゃないか!」なんですね(普通、ピロウズの楽曲には山中さわおが自分でコーラスもつけている)

まあ、「最大に違う所」はNINE MILESさんが、本来の「ギタリスト=真鍋吉明」に立ち戻って、ブイブイとギターソロを弾いている所でしょうか。
自分のソロアルバムではNINE MILESとして演奏しているので、ギターソロなんて殆ど弾いてなくて全体のアンサンブルに専心していたのに、ピロウズに戻った途端のこの変わりよう。
まさに「豹変」ですね。

「優しい人だと思ったのに、二人っきりになったら途端にスゴイ事をされちゃった」みたいな?(半笑)

そして、このカヴァーの方でもギターでブラスっぽい音を出してますね。
つまりコレは、このシングルの次の曲(My Girl ?fiction ver.?)の実験に繋がる架け橋なのではないか?とワシは想像しています。