山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

怒髪天presents「熱血!九州便」9

「つまりあんたらは二人とも記憶がナイと?」と夫が昨日の日記を読んで言う。
「はいな、その通りです」と答えると、
「二人ともそういう状態だったら、お金使ってライヴを見に行く必要はナイんじゃね?」と夫。
「いやいや、とりあえず、『ものすごい状態だった』って記憶だけは残って居るんで、そんな体験は日常じゃなかなか出来ませんからねえ、行く価値はあったかと思いますよ」と答えるワシ。
ま、その現場では汗まみれで化粧は落ちているわ、興奮のあまり目はロンパリになっているわで、そうとうヤヴァイ状態だったのではないか?と思いますがね。
人には見せられぬ姿ですが、誰も見てないから大丈夫!踊れ踊れ?!!

___と云う訳で、短い曲「Waiting at the bus stop」は瞬く間に終了。
するとメンバーはさっさと楽器を下ろして楽屋へと戻ってゆきます。

「あ、もうこれで終わりかい!?短っ!!」とビックリするワシ。
いや、でも、10曲ちゃんと演奏したんだから、こんなもんですな。ワンマンじゃないんだし。

「とりあえず、アンコール!アンコール!!」と観客は大急ぎでアンコールを要求。
そういえば、DVD中にも楽屋に戻ったメンバーが観客のアンコール要求の拍手に合わせて、「アンコール、アンコール♪」と笑いながら一緒に言って、自分たちも皆で拍手している映像がありましたな。
本人達はその映像を見て、「俺たちは何をやっているんだ!覚えてないぞ」と笑ってましたが、まあ、やっている側も、見ている側も、この段階に来ちゃうと「頭がトンでて」ワケワカンナクなっているという事なんでしょうね。

つまりこの場には「冷静な人は一人も居ない状態」って事ですよ。

そしてステージに戻ってきて、アンコール曲、「Calvero」を演奏。
コレはチャップリンの映画「ライムライト」がモチーフになってますが、実はワシ、この曲を演奏する姿を見るのは初めて。
写真では見た事があるので、ギターのお尻(?)をベルトの位置に当てて、一斉にギターを縦に構えたポーズを取った時に、
「あ、『Calvero』を演奏するつもりか?」とスグに判ったのですが、まさかこの状態で全員で最初から最後まで弾き続けるとは、知りませんでした。
いわゆる「曲弾き」?
すごく無理があるポーズで思わず見てて笑ってしまいます。