山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

怒髪天presents「熱血!九州便」3

でも増子さん、ホント、良い声。良く通るし、男前だし。
増子さん、登場早々(古式ゆかしい)オールバックの髪をなで付けてたコーム(櫛)を客席に投げ込むわ、細身の黒いネクタイも外して放り込むわの大サービス!

「どうも!怒髪天です!!九州は二年ぶりー!中年フェスティバルへようこそー♪」とMC。
(3つのバンドの平均年齢、軽く40歳越えてますからね)

怒髪天、ベースの人が物凄く楽しそうに演奏してて見ているコッチも楽しくなりました。
この日出演の3バンドはどれもそうでしたが、「少年時代からお互いを良く知っている親しいバンドならでは」の暖かい楽しい空気が満ちてて、思わず見ているこっち側もニッコニコの笑顔になってしまいましたよ。
実際どのバンドも「こんなイベントに参加できて嬉しい!感謝してます!!」と興奮気味に言ってました。おっさんたちも皆、物凄く楽しそうで。
この不安定な時代を、この不安定な業界で20年近く(大ブレイクしなくても)生き延びて来る事が出来て、こうやって今夜も一緒に演奏する事が出来て。
楽しくて仕方がないと言った風情で、どのバンドも力演に次ぐ力演でしたよ。

この怒髪天も、どの曲も「リズム&演歌」の名に恥じない「日本のロック」の一つの姿で。
「この一杯のビールのために?♪」も一緒に熱唱できたし、一緒に敬礼できたし(^^;、増子さんのコサックダンスも見られたし。
いやー、言うこと梨!!

ドラムの人(池袋のスナックで「ドラマーやってます」と言ったら、店の女の子に「あー、知っている!!『たま』でしょ?」と言われて憤慨して自転車で帰っちゃったらしい)も長浜ラーメンで替え玉四杯やった(体重100キロ超を目指してらっしゃるそうです)とか。
「ホテルでお湯が出なくて心臓マヒで死ぬかと思った!」(増子)ら、ベースの人が全く同じ苦情を同時にフロントにねじ込んでいたとか。
会場のスカラエスパシオが綺麗すぎ(二階にarflexのショウルームがある)て「結婚式場かと思った!」(増子)とか。
「思わず受け付けを探して、芳名録に記帳した」(増子)とか。
熱唱しすぎて手をドッカにぶつけてしまい、増子さん流血。
「あぁ??、オレはモウダメだ??。死ぬ??、ママ??」とか。
「今はこんなに元気ですけどね、楽屋じゃもう、死んでますから」とか。
怒髪天のライヴ、楽しいぞぉ??!

演奏中は歌って踊ってゼエゼエ。
MC中は笑いすぎてゼエゼエでした。