山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

桜井に同情するワシ

寝る前に、ナニゲにベッドサイドのテレビをつけたら、なんとミスチルが出演している番組をやってました。
ミスチル、勿論、日本を代表する売れっ子ミュージシャン「Mr.Children」の事ですね。
え?そんな事、言われなくても知っているって?そうですよねー。

先日、DIYの店に入ってアレコレ物色している時に、丁度ミスチルの「フェイク」って曲が有線で流れてて、
「あ、コレZepp Tourで聴いた曲だ」と思い出したのね。
そのZepp Tourで初めて聴いた時は「なんじゃこら?」という印象で(そもそも桜井が「この曲はピロウズを意識して作った曲」みたいなMCをするから「どこがピロウズっぽいの?」と激しく困惑した。「似ても似つかない」という印象だったんで)、歌詞もよく聞き取れなかったし「なんかヘンなの」くらいで終わっていたんだが。
初めてフルコーラスCD版を聴いたんだけど、「普通に良い曲」という印象だったのですよ。

「ふーん」と思って、その場はソレで終わっていたんですが。
夕べ、その「フェイク」を演奏している所をテレビで初めて見て。ですね。
「はぁ、なるほど」と思いましたね。

まず、使用機材が「ジャガー」でした。
オルタナっぽいって事かな?」(にしてはギターが主張しないバンドだよね)
「確かコード進行とか『Peeちゃんさん風にしました』とか言ってたよね?でもよくワカラナイ」
とかなんとか思いつつ見ていたのですが。
ココで「怖い事」に気がついてしまいました。

「この歌の歌詞。物凄く怖くないか?」
歌詞がテロップで出ていたのですが、読んでてシミジミ怖くなってきました。
ウチの長女が「ストレンジカメレオン」をミスチルが歌っている事について、
「孤独で居る事の覚悟も無い人が歌うべきじゃない」と言って泣いた事があるんですが。

「もしかしたら、桜井という人。物凄く孤独な人なのかも?」と思いましたね。
勿論、山中さわおとは全然別の意味で「孤独」
ファンも沢山居るし、彼の音楽の理解者もそれこそ物凄い数存在するんでしょうが、この人が「音楽」を使ってやっている事は、「自分自身を壊してしまう事」の様な気がしたんです。

多分、昔は純粋に「音楽少年」だったんでしょうが、その音楽という手段を「戦略」にゆだねる事により、徹底して壊れた人になった__という印象を持ちました。
「全然幸せな人に見えないなあ、桜井」と思いました。
彼の人生、大変そうだ。