山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ワシ、宇宙と対峙する

今日の参考リンク先↓
http://www.moco.or.jp/jp/colle/colle/China_B/028.html

なんか、留守の間にみなさん、ちょこちょこ日記を読みに来られてたみたいで、カウント数が休日なのに多くてビックリしましたよ。
すいません、昨日一日、呑ん気に家族で観光してました。

出かけてた先は太宰府の「国立九州博物館」なんですけどね。
今、ココで「伊藤若冲展」やってまして。昔から「一度は本物を見てみたい!」と熱望していたので、家族でお出かけしたというわけです。

最初に若冲に出会ったのはいつでしょうか?
多分、大学を卒業した頃だと思うんですが、当時(20年以上前)、日本ではなかなか若冲の作品は、写真すら見る事が出来なくて。
最初に見たのもコピー(模写)でしたね。
日本画をやっている友達が何人かいるので、若冲の話しは彼らからよく聞かされていました。
その後、雑誌などでも取り上げられるようになり、印刷物とはいえ、何度か目にする度に「やっぱり凄い!」と憧れを持つようになりました。

そして、その「本物の若冲」をこの肉眼で見る事が出来る!なんてねえ。
やっぱり興奮する出来事です。
そして肝心の「若冲展」はねえ、「もしかしたら展示数少ないかもね」という予想はやっぱり当たってまして(^^;ちょっと点数が寂しかったですね。

勿論、若冲十代の頃の作品から最高傑作の「双鶏図」まで、ちゃんとツボは押さえてある展示内容でしたが。
「なんか食い足りねえなあ」が正直な感想。
もっと絢爛豪華に若冲大自然と生命が共に歌い、荘厳なハーモニーを響かせるその作品にもっと直に触れたい!なんなら、虫メガネ持参で三日ぐらいかけて超至近距離で見つめていたい!!ってのが正直な感想なんですがね。
でもまあワシの大好きな「トラちゃんの絵」(肉球を舐めている虎の図)があったので、「まあ、いいかー」と若冲を見終わった後、常設展の方もフラフラと見に出かけたんですね。

するとなんとそこに「宇宙」がありましたよ!
部屋の奥に「燦然と輝くオーラ」を強烈に発光している物件があったんです。
「なんだこの物凄い存在感は?」と歩いて近寄ったら、なんとソコに「国宝 油滴天目茶碗」(リンク先)がーーー!?

「なんでこんなモノスゴイものがコンナトコロ(失礼)にあるのだっ!?」
思わず取り乱すワシ。
いやはや、度肝を抜かれましたよ。
_明日に続く