山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「怒髪天」について

そしてココで更に我が夫が乱入してきて、
スケアクロウの歌詞はね、『I want to call, You're SCARECROW』だと思うよ♪」とか言い出して、事態は混乱するばかりであった__(完)

いや、終わらない(笑)
皆さん、もうDVD「LOSTMA GO TO AMERICA」は入手なさいましたか?
ワシ?ワシは田舎住人ですし、しかも通販で購入組ですから、まだ来てませんよ。
__悪いですか?<ケンカ腰

「あー、早く見たいなー。で、モエモエしたいな??」<バカ

さて、この日記では日夜、「ロックな大人になるためには?」を勝手に考えては毎日書き散らしているワケですが、先日、すっごい面白いヒント物件を見つけたのでその話しでも今日は書きますね。

ソレは、いつものように夫が録画しておいてくれた「Filter」という番組。
色んなバンドが二日間に渡って出演して、百花繚乱_というより玉石混合な感じで面白かったですね。
その中でも特筆すべきバンドはコレ!↓

怒髪天
ワシが常々不思議に思うのは、「なんだって『自分はロックだ!』ってやたら声高に主張する中年オッサンであればあるほど、今の音楽を聴かないんだろうなあ?」って事です。

この怒髪天。名作の呼び声も高い新アルバム「トーキョーロンリー・サムライマン」も出てますが、本当に素晴らしいです。
音楽も演奏も歌詞もパフォーマンスもみんな素晴らしい。

「この一杯のビールのために、生きているんだと思えるほどさ」(BEER or DIE)
「給料、安い!税金、高い!!ニッポン全国、ゴクロウさん♪」(同上)

この「酔いどれやさぐれロック」に最も相応しいリスナーって、絶対に40代のお父さん連中だと思うんですけど、見事にライヴ会場の観客には一人として居ませんね(半笑)

生活に疲れて、夢もチボー(希望)も無くて、お金も無くて、自分の目の前に在るのは日々の肉体労働とこの、たった一杯のビールだったとしても、「死ぬまでオレは頑張って生きてってやるぜ!!くそー、殺せるものなら殺してみやがれーー!!!」みたいなヤケクソパワーが全編に漲ってて、本当に素晴らしいバンドですよ。

人が生きるのって、生活するのって、ホント、こーゆー事だからですよ。
それを「実感」として知っているのは、やはり怒髪天と同年代のオッサン達でしょう?
でも、実際にライヴでコブシ振り上げてこんな歌を歌っているのって、20代の綺麗なお嬢さん達なんですよ。

変ですよねえ。