山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「ロッケン・ローーー!」とギターウルフは叫ぶ

「ロックなオレ」はあるかも知れないけど、「ロック『だった』オレ」は絶対にありえない。それが昨日のワシの結論でした。
だって、「ロック」なんてのは「やめられないもの」だもの。
一旦「やめる」なんてのはありえないよ。
それは多分、「自分をやめる事が出来ない」って事と同義語だもん。

しかしその一方で、「ロック現役バリバリっすよー!」とか言いながら気弱な相談事を平気でネットで書けるその神経は如何なものか?いくら匿名だからってさー。
「ロックだったらスワンキーで行けよ!」
武士は食わねど高楊枝さぁ??♪である。

てな事を考えながら仕事から家に戻ったら、夫がドンヨリした表情でワシにこう言った。
「オレは今日の午前中、最もロックじゃないものを観てしまった...」

なんの事を言っているのかよく判らなかったので、「なんじゃそりゃ?」と話を聞いて見ると、以下の次第↓
九州ローカルのテレビで、鮎川誠&シーナ夫妻が出水に鶴を見に行くという旅番組
http://www.rkb.ne.jp/ajiwai/
をやっていたらしい。

「別にイイじゃん、鶴くらい老夫婦が見に行ったってさー。孫だって居てもおかしくないような二人なんだから、フルムーンでよかろうもん」と言うと、夫は首を振りながら、
「いやいや、それはアナタが見てないから言える事。見た人は、かつてのファンは絶対に『見なきゃヨカッタ!』って後悔する事必至な番組だったよ」と言い張るのだ。

そんなー。加齢は人間である限りは致し方ない事だし、加齢してもセクシーで素敵な人って実在するんだってば。
ブエナビスタ?」のジイサマ方とか、バディ・ガイとか。

「あのさー、鶴見ながら、鶴の説明してくれている人に『オレは北海道で丹頂鶴見たもんね!』って自慢したり、街を歩くのに常にギター背負っているのってドウなのよ?人として??」と夫。
「うわ、ソレはバカだ!」思わず笑うワシ。
「しかもさー、シーナがさー。口の周りの皺がさー、もう、こうもn(自主規制)

はいはい、判った判った。
元ファンとしては悲しかったのね?うん、よしよし。辛かったね?悲しかったね?
ミカボの胸の中で泣いていいよ?

夜、夫が録画しておいてくれた「ロッケンロー・サミット」を見る。
ザ・50回転ズが出てて嬉しいな♪やっぱり彼ら、キモカッコイイ
ギター・ウルフの「人間ピラミッド」にはひっくり返って爆笑する。