山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ロック教室「エレカシ」編

とかなんとか言ってたら、長女がCSを見てて、
「アレ?私、この歌知っている」と呟いた。
「どれどれ?」と見ると、エレカシ(エレファント・カシマシ)であった。
「あー、当然だよ。君は幼稚園?小学校低学年までよく歌ってたもん、エレカシ」と言うと、
エレカシを歌う幼児って…なんかイヤじゃね?」と長女。
「いやあ、エレカシの歌はメロディが綺麗で詩も表現としてかなり優秀だし、しかも
リリカルで素敵で、いいよお。特に昔の!」<ココントコロ重要
と自信を持ってお勧めするワシ。
「久しぶりに聴いてみようかな」と長女が言うので、
「じゃあコレを聴き給え」と「ココロに花を」(1996年)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005GIDE/sr=1-2/qid=1161752464/ref=sr_1_2/503-9451180-8238304?ie=UTF8&s=music
を差し出すワシ。

一応、渡しながら「エレカシとはいかなるバンドであるか」の解説をひとくさり。
「例えば、山中さわおがバンドの中に4人居ると思ってください」
コレが一番端的だな、表現として(クレームは一切受け付けません!!)

「つまりバンド内に『止める人が居ない状態』です」
「とりあえず、バンドを始めようという事になって、最初に走り込みをやって、
そのまま埠頭まで走っていって、いきなり上半身裸になって、乾布摩擦を始めるような
そんなバンドです」
ピロウズの場合は、ファンはまあ社会生活に適応できなくてもそれなりにフリーターとか
やってなんとかしのいでやっていってそうですが、エレカシの場合はもっと悲惨です。
もう家にこもって机に向かって自分のやり切れない疑問をぶつけるしか出来ませんから」

「そ、それは、すごく問題がありそうなんだけど?」と長女。
「そうです、エレカシの場合、コアなファンは半年ぐらい風呂に入らなくても生きてゆける、
そんな気がしてきそうな人が多いような気がするのです」と、ワシ。

我が子相手に無茶苦茶な事を言っている気もするが。がはは。
構うもんか。
多分、彼女の歳ではリアルでエレカシファンに出会う事もなかろう(ワシだって逢った事無い)
ま、「事実かどうか」は置いといて、アレですよ、「そんなイメージ」ってダケの冗談です。

長女、CDを聴いているウチに昔の記憶が戻ってきたらしく歌っている。
「真夏の光のように、あぁ、このまま流されて行こう」
うむ、良い詩だ。