山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

裸のラリーズ,number girl, AsianKung-fu

ネットで調べモノをしていて、フト、気になった。
裸のラリーズ(=rallies in naked or Les Rallizes Denudes)って、YouTubeにアップされている?」
YouTubeに無いモノは無い!」と思う事が多いので、ちょっと検索してみた。

「あったし」!!
http://www.youtube.com/watch?v=JW5FxIl8X_I
京都大学西部講堂@1994年
「首吊りの舞踏会」

実はワシは世代的に大いに遅れてしまっている(裸のラリーズは1968年デビュー)ので、実体験としては、ついぞ、リアルタイムで「裸のラリーズ」を経験する事は無かったのだ。
いつも噂に聞くだけ。「こんな伝説のバンドが居るらしい」とね。
その伝説たるや「アルバムはこの30年間で3枚しか出てないらしい」とか。
「オリジナルメンバーのベースはよど号事件のハイジャック犯の一人らしい」とか。

漫画家の宮西計三裸のラリーズのファンらしく、その作品の中で取り上げていたので、その彼の好みの音楽性から言っても「多分、歪んだギターサウンドの、なんだかサイケデリックな面妖な音楽なんだろうなあ」と予想はしていた。

そこで、昨日、たまたま調べものの流れで検索してみたら、
「うははは!ビンゴ☆」(つい爆笑)

なんだろう、コレってすごく「アイデア勝ち」な音楽性で、ついつい「ズルイなあ!」とワシなんか思ってしまうんだが。
しかし、1968年にコレを発明したという事は、もしかしたら日本が世界に誇れる事なんじゃなかろうか?
今、聴いてもかなりイケル。
ご飯がすすみますよ!!という感じ(なのはワシだけ?ねえねえ)

この流れは21世紀の今になって、ようやく日本で花咲いているし。
つまり、この、裸のラリーズから始まったこの流れが、博多区美野島(ものすごいローカルな事書いている気がするんだが)が産んだ(^^;異形のバンド、日本語ギターロックの雄NumberGirlに。
そしてその流れは更に、近年ではAsianKung-fuGenerationへと受け継がれている気がしてならないのだ。
まあ、裸のラリーズから見れば、随分とpopに変遷してきた訳ですが。でも、これが「21世紀仕様」って事なんでしょうね。

普通にラジオからこの流れを受け継いだバンドの音が流れてくるのって、やはり「凄い世の中になっちゃったんだなあ」という感慨が押さえ切れません。しかしそれでもこの「流れ」をこの水谷さん(裸のラリーズ)はどう思ってらっしゃるんでしょう?ちょっと話を聞いてみたい気がします。