山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

映画覚え書き「NANA」☆=3

シネスケが落ちているので、コッチに書いておきます。
ネタバレ有りと思うので、「知りたくない!」という人はココから先は読んではイケナイ。


















中島美嘉、頑張っているんだけどね、ガタイがね、華奢過ぎてビンボー臭いのが難点。
松田龍平の棒っぷりと使え無さ加減に驚く。
この人は自分の職業をナンダと思っているんだろうか?お人形?
松田龍平の腹が、胃の部分で胃の形そのままに飛び出しているのを見て戦慄を覚えた。
若いのにあまりにもだらしない身体で衝撃的だった。
そしてこの二人が並ぶと、なんとも「お安い雰囲気」が漂うのに驚いた。
とても2年間もお互いを思い合い、その思いを断ち切れないままに離れられないでいる
「運命のカップル」にはとても見えないのだ。
これって映画として致命的じゃないか?

頑張っていたのは、宮崎あおい
このマンガなキャラクターに生命を吹き込もうと孤軍奮闘。涙を誘われた。

「コレに比べると『ロッカーズ』(陣内孝則監督)は志が高かったんだなあ」
とシミジミ思った。
せめて俳優達は最低、それらしい訓練は受けるべし。
ライブアクトのシーンが酷過ぎて目を覆うばかりであった。
一人それらしく気を吐いていたのは、ノブ役の人(名前知らん)

「なんというか、ダッサイなあこのライブシーン」と悲しい気持ちになって、娘とその後、
家にある素晴らしいライブDVDの数々を見狂ってしまった。
でも大半の、「普通のロックバンドのライブシーン」ってこの「NANA」の、この程度の
こんな感じなんだよねえ(´・ω・`)ショボーン
それと楽曲もねえ、まあコレは仕方ないけど、「毒にも薬にも快楽にすらナラン音楽」だしねえ。
もう全然ダメダメだ。ロックじゃないし。

まあ、この場合、この映画は「ロックを描きたい」んじゃくて、「少女漫画の世界を現実化したい」
って方に力点がかかっているんだから仕方ないか。
でも本当にお寒いわ、このライブシーン。
(『ロッカーズ』は本当にライブシーンが素晴らしい映画である。ロック好きは必見である)