山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

さ、イイカンジにお客が減ったかな?

ダンナが「ミスチル版のストカメ聴いた事ないや。聴かせて」というので、聴かせてあげました♪<?
ダンナの感想=「…ふざけているのですか?コレは??」
多分、「本気でやっているからかえって始末に悪い」んですよorz
本当に、ココだけの話「悪質なパロディ」にしか聴こえないんですけどね。
もし、あのアルバム「シンクロナイズド・ロッカーズ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002IE2HC
に「聴くべき曲はあるか?」と訊かれれば、
佐藤竹善Theピーズだけね」と答えるでしょう(正直者のワシ)

本当にこの二者だけは素晴らしい。
Theピーズのやさぐれた純情ブリもこの第一期ピロウズの名曲に相応しい演奏であるし、佐藤竹善のポップセンスは「お見事!」としか言いようが無いですよ。

だから「この二者のためダケに3千円使っても構わない!」という人は買うべきだと思うですよ。
佐藤竹善ってスゴイんだなあ」と改めて知っただけでもこのアルバムは(ワシには)価値があるかも。
それと言うべき事があるとすれば、カバーなさっている皆さん、おしなべて「歌は上手」ですな。
テクニック的にはなんら問題はないです。
むしろ、「本物より余程お上手」
Yo-KINGだって、エルレだってバンプだってゴーイングアンダーグラウンドだって。
みーんなみーんな歌が巧い。

でもね、全然切実じゃないの。
全部、絵空事というか「他人事」?
全然楽曲が、「自分たちのモノになっていない」という印象があります。コレが不思議。
笑ったら悪いが、バンプに至っては「さだまさし?」と思って爆笑してしまったのです(ココだけの話_ダンナは「元ネタはサイモン&ガーファンクルだろう?」と言ってましたが。そんなにイイモンには聴こえませんでした)

よくウチでは「山中さわお、なんて歌がヘタクソなんだ」とネタにされて笑われてますが(本当にゴメンね)、いや、改めて、「テクニックは無いが、魂だけは誰よりもあるのだなあ」と判りましたよ(遅)
自分の本心から出た歌を本気で歌っているのって、やっぱりスゴイ事なんだなあと改めて理解しました。

よくワシは「本気汁がダラダラ出ているものが好き」とか言うのですが、それは映画にせよ本にせよ音楽にせよ、同じなんですね。
たとえどんなバカな事でも本人が本気でそう思ってて、人にソレを伝えようとしている姿は、本当に感動させられます。