山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ミスチル版ストカメ

すいません、ワシやっぱりダメかもしれませんorz
唐突にアレですが、遅ればせながらミスチル版の「ストカメ」こと、「ストレンジカメレオン」を聴いたのですが。

…正直、ガマンがならねえ…

あぁ、こんな事、書くべきじゃないのは判ってますとも!
でも生理的にダメなんです>ミスチル。どうしようもない。
どうにもこうにも。
なんたってあの、押しつけがましさが一番、我慢ならねー!!(叫)

プラチナチケットは手もとにあると言うのに、段々気持ちが盛り下がって参りましたよ。
困ったな、聴くんじゃなかった_| ̄|○

でもいざ、現場でいきなり初めて聴いて、怒髪天になるよりはいいかな?と思ったんですが。
ダメ?何にせよ、ダメ??知らない過去には戻れませんしな。

しかし、今回の事で、ワシにとっては、悲しい歌を気取って押しつけがましく歌うというスタイルが、からっきしダメというのが判明しました。
いささかばかりの収穫ぅ♪<バカ

この悲しみを、行き場の無い悲しさを全部自分で引き受けて、噛みしめて生きてゆくという圧倒的な孤独感を、表情豊かに歌われてもそれが全部作り事にしか見えないのは何故なんでしょうな。
歌っている人が作り手じゃないから?
うーん、この歌は誰が歌ってもそれぞれの人生がにじみ出て、良い歌になると思っていただけにコレは意外でしたなあ。

子供が歌ってもそれなりに感動できる。
大人が歌ってもシミジミできる名曲だと思っていたのに。

お洒落なジャズアレンジで、「これでもかこれでもか」と「俺は悲しいんだよぉ?同情してくれよぉ??」と歌われても腹が立つだけで、ちっとも感動できないのね。
ワシの性格の問題なのかもダガ。

でも、ap-bank band版あるいはミスチル版の「ストカメ」、物凄く評判がイイじゃないか。
数万人がノリノリで乗りまくる名曲として評価が固まりつつあるらしいぞ。

…あぁ、またしても世間との激しいズレを再確認してしまうワシ(悲)
やはり、表現のスタンスとして、この場合は、
自分の行き場の無い悲しみもやり切れ無さも、全部自分で引き受けて、その覚悟とともに生きてゆく決意を滲ませたオリジナル版(というか、本家バージョン)にやはりトドメを刺しますな。
涙は振り払い、悲しい美しい歌を歌いながら歴史の底へと消えて行くカメレオン。
その悲しさは聞き手である自分の中にもある悲しさと等しいのだと知り、だからこそ、涙が出るのですよ。