山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

1976@ストックホルム(テレビの感想なぞ)

大変です。宿命の天敵が解説に出てましたがなorz
最初の印象は、「え?1976年ってまだロキシー活動してたっけ?」だったんですが、いやあ、「イヤな予感」って当たるもので、やっぱりテレビに出てたのは「そろそろバンドとしての命が尽きかけているロキシー・ミュージックの姿」でしたね(--;

「1972?74年頃のステージが観たかったなあ!」が正直な感想。
ロキシー・ミュージックのバンドとしての最盛期というのは、イーノが在籍していた初期の頃、そして次がコーラス&ダンサーの「サイレンズ」を連れて廻っていた頃なんでしょうな。

やっぱりバンドってのは普通、寿命があるものなんですよ。
毎年新しいアルバム出して、精力的にツアー回って、しかも楽しそうに演奏を続けるという生活を17年もやっている方が「不自然」なんですよ、絶対!

同じ事を繰り返す事の生活に疲れ、音楽に疲弊し、バンドがバラバラになってゆく、その過程を見せつけるライブとして、夕べのNHK-BSは良い教材でしたね。
それと、ワシはすっかり忘れていたんだが、1976年に一回、ロキシーは「解散宣言」をやっているのね。
(その後、割りとスグに(1978年)次のアルバム(「MANIFESTO」)を出していたので、すっかりワシの記憶の中では「ナカッタ事」になってますが)

昨日のテレビでは、「Mother of Perl」のラストに受精卵が子宮内に着床する映像が使われてて、「うひゃー、さすがスエーデン!」とワケノワカラナイ感想を漏らしましたが。
それと音響が悪いのが残念だった。
まあ、ライブ全体の感想としては、「オリジナルよりカバーの方が力演ってドー言う事なのよっ!?」が正直な感想。

確かにこの一年後、ブライアン・フェリーはソロのワールドツアーを行う(日本にも来た_NHKで録画中継もあった)ので、殆どソレの前哨戦というか、「練習?」みたいな内容のライブでしたね(悲)
一番の力演が「the in Crowd」「Hard rain It go on a falls」ってのはなんか、ツライなあ(勿論、演奏内容は鼻血が出る程ヨカッタ)

「ロックバンドの命が尽きかける瞬間を見る」のっていつも寂しいですね。
マジックが消えて行く。
なんかバランスが悪くて無理しているように見える。
ソコに「喜びが無い」のは、本当に見ててツライ。

でもフェリーおじさんは、昔からキモカッコイイというか、ダサカッコイイですわね。
メンバー内で悪趣味さを競っている感じも面白い。