山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ジグモンド翁のゴッドぶりに酔う

《テレビネタ二題》
・先週の事、トリビアを見てたらなんだか携帯ネタのトリビアがあったらしいのだが、丁度、ワシがテレビをつけたら「そのネタが終わった所」だった。
で、大して気にも留めずにいたら、その放映された携帯の着メロがピロウズの「Another Morning」だったらしい。
某所でちょっと騒ぎになってた。
もう少し、早くテレビをつければヨカッタよ…orz
これは「でも行こう!生まれ変わる朝が来た?」という歌なのだが、ガイジンには「何?朝の何がどうAnoterなの??」と果てしなく疑問が湧いて出てくるタイトルらしい。
・で、週末の事。
ケロロ軍曹」を見てたら、タママ二等兵が最終兵器「タママインパクト」を噴射する時の決めゼリフが「ぬしゃ???うたるっぞぉ???」であった。
ワシ、思わずフイをつかれてひっくり返って大笑いしてしまった。
ちなみに「「ぬしゃ???うたるっぞぉ???」は熊本弁である。
標準語にトランスレイトするとなれば、「キサマ、ぶん殴ってくれようか」みたいな意味だ。
ケロロ軍曹」は作者が熊本の人で、声優もこのタママ役の人が熊本出身なので、コアな熊本ネタが出てくる事が多い。
でも「ぬしゃ???うたるっぞぉ???」なんて、35年ぶりくらいに聞いたわ。
そして思わず秘孔を突かれたわ。

ビデオの半額の日だったので、ようやく「世界で一番パパが好き」http://cinema.intercritique.com/movie.cgi?mid=15774を借りてくる。

「なんというか、ケヴィン・スミスいつのまにか王道監督だなあ」と感心してしまった。
勿論、この人のベスト作は「チェイシング・エイミー」であるが(皆さん、色々異論もござろうが)

この「世界で?」を見終わって、シネスケにてデータを確認してビックリ。
「撮影がヴィルモス・ジグモンドかよ!?」
http://cinema.intercritique.com/person.cgi?pid=805&page=2
道理であのNYの夕暮れどきの色の繊細さ、ニュージャージーの夜の道路のポエティックな事!

この人はワシが最初に名前を覚えた撮影監督である(ゴッド宮川より先)
ロング・グッドバイ」でのロスの夜景。
「さすらいのカウボーイ」での息を飲むような砂漠の美しさや川のきらめき、牧場の夕景。
「映画は映像である」という_なんか文字に書くとバカみたいだな_映像の冗舌さ、叙情を少女時代のワシに教えてくれた人であった。