山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

遅れてきたファン(ワシ)

そう言えば、ZeppTOKYOでのツアー最終日効果はやはりてきめんに素晴らしかったらしく、何でも給料が上がったらしいし(出来が良かったので事務所社長が大喜びして、即日「メンバー全員の給料を上げる」と宣言したらしい)
このツアーでの衝撃は何といってもあの(「犬小屋チャンネル騒動」=アルバム「Smile」にてメジャー曲初めてと言われる「2ちゃんねる批判」を歌った_公式サイトの掲示板が荒らされたのが原因_で有名な)山中さわお氏自身が観客に向かって、素直に感謝の言葉を述べた事だった。

「あれほど観客に向かって悪態ついて、ファンすらも敵に回すような発言を平気でしていた人が!」(変わったなあ)と。
ワシ、素直に感動。

「ファンに向かって悪態をつく」と言えば、エレカシの(昔の)宮本浩次が有名だが(「手拍子してニヤニヤ笑ってんじゃねえぞ」とか「友達みたいな顔するな!」とか「踊るな!!」とか…そりゃあもう、昔はスゴイものでした。ハンドマイクで歌いながら殆ど、ケンカ売っているみたいな指さし恫喝付きの「奴隷天国」とか。もう、見ている方の居心地の悪さ満点!みたいな)

ま、時間が流れれば人も変わる。
「何故売れない」と世の中を呪うより、お金を出してCDを買ってくれたり、わざわざライブに足を運んでくれるファンに対して感謝と敬意を払う。
コレは健全で良い事ですよ(多分)
真摯で良いライブをすれば、おのずとファンは着いてくる。給料も上がる。そういう事です。

とかなんとか書きながら、実はワシ、すごーく遅れてやってきたピロウズファンなんだけどね(苦笑)
知っているのは知っていた。デビュー当時から、ピロウズの存在。
「でもなんか、ネオGSっつーか、歌謡曲っぽい曲のダサいバンドだよね?」という認識で(言っちゃ悪いが、確かに今見ても、デビュー当時のダサさは目を覆うばかり)全然興味が無かった。

ところがそれから十数年が経ち、ラジオで聴いたピロウズは全然違っていた。
「なんか、ザ・ミッシェルガン・エレファントみたいな?」という印象。
「どういう事?」と不審に思い、TOWER RECORDに出かけて試聴するワシ(^^;
そこで初めて「GOOD DREAMS」を聴いて、「ガゲゲン」と後頭部をハンマーで殴られた。
「あ、しまった!認識不足だった!!」
つまり、「第三期以降」のファンなのね(告白)