山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

イーモウ話リターンズ

と、言う訳で、●電工のテレビCMを見る度に不愉快な気持ちになっている45才ですー。
えーっとナンの話しだったっけ?
なんかピロウズのライブからコッチ、子供が麻疹になったり色々で、
すっかり「続きの話し」は忘却の彼方へ…

とにかく、長女の麻疹は予防注射を受けててもなお、「長女最大の病気」であった事は
間違いがないようだ。
寝込む事一週間。
コンコンと眠り続け、その間に体重が何故か二キロも増えていたという…orz

なんで二キロ増えたのがワカルのかと言うと、長女、無事、登校したから。
そしたら学校で本日、身体測定があって身長が2センチ伸びて体重が2キロ増えている事が判明。
ワシが168センチなので、いよいよ長女に追い越されそう。
手足ばかりがヒョロヒョロ伸びていた子だったが、最近はバランスがとれてきた。
でも何故、学校でのあだ名が「サイボーグ」?

えーっと、記憶のヒダヒダを掻き分け掻き分け…
そうそう、チャン・イーモウの話しよ!
えーっと、ドコまで話したっけ…
チャン・イーモウ監督は「紅いコーリャン」後、「菊豆」「紅夢」等シリアス悲劇文芸作品を
撮り、「世界の巨匠」の仲間入りを果たす。
そして路線を変えてセミドキュメンタリーの手法による「秋菊の物語」「活きる」を撮ったら
なぜかその後方向性を見失ったらしく、「上海ルージュ」なんて駄作(失礼)を撮っちゃう。

「あ、もうダメかもイーモウ」と思ったのもつかの間、監督自身、
「やっぱ、オレはセミドキュメンタリーか」と改心(?)したようで、
次作、「あの子を探して」では中国の荒れ地に赤い銭の花を咲かせて見せた<違
この映画で中国人民のメンタリティーがよーーーーく判りました、アタクシ!
なぜか世間ではこの映画、「心温まる子供たちの友情を描いた作品」と見られているが、
こんな寒々とした心に冷風が吹きすさぶような映画は滅多に見た事がありませんよ!

この映画を見て以来、我が家では「しなくてもイイ仕事を無理矢理やって見せて、その後で
『ハイ!コッカからココまで仕事したから50元よこせよ!!』と恐喝する遊び」
が定着しましたよorz

とまあ、かように迷走するイーモウ監督。
どんなに全方向に走り回ってもちーっとも手に入らないんですよ。アカデミー賞が!
その事にワシが気づいたのは、この後の出来事によって。なんですけどね。