山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

聞き耳頭巾(或いは「ベルリン天使の詩」)

「で?ほかほかココアはどうなったんだっけ?」
↑と、言うのが最近のワシと長女の間で流行ってるギャグである。
実は先週、ピロウズ山中さわおの出演生番組を見学に行った際、後ろに立っていた若い男性三人組の話し声が筒抜けだった事にその由来は始まる。

なんかー。理由は全然判らないんだけどぉー<バカっぽい喋り方。
何故かこのスタジオ前に公開番組を見学に来ているピロウズのファンて「背が小さい華奢な体つきの若い男女が多かった」のよね。
「この寒空の下、みんな具合が悪くなっちゃわないでねー」(老婆心)とか思いながら立って見学してた訳だが…

そこで件の「若い男性三人組」の話が聞こえてきた訳。
以下、その内容↓

そもそも最初は一人(仮にAとする)が新聞の番組欄を見て、「お、さわお博多に来てんのか!?じゃあ夜はラジオ聞くかな」程度に思っていた。
するとその日の夕方になって、そのAの友人、Bが仕事先でたまたま目にした新聞にて「生出演」を知る。
B慌てて、バスターズ仲間のAとCに緊急連絡網を廻す。
Aはもともと出演を知っていたので、「えー、スタジオ見学?オマエが行くならオレも行ってもいいかなー?」と気持ちが動く。
とりあえず、AはBとスタジオ前で落ち合う事を約束。

しかし、問題はCであった。
Cはもう仕事を終えて、家に戻って家でゴロゴロしながらほかほかココアを飲んでいた(この日福岡地方は寒波が来襲中だった)
そこで思いもよらないBからの「生さわお情報」

「えー!?何、それー!?オレ、全然知らんしー!!!」と電話口で叫ぶが早いか、Cは「よし!今出かけよう!!すぐ出かけよう!!!」と即座に決断。
「天神までなら走っていける!」とそのまま家を飛び出して、「高校のマラソン大会の時以来の全力疾走」(とCが主張していた)で自宅からランニングでスタジオを目指す。
「ウチからココまでなんてスグなのにー。オレ、車から三回もクラクション鳴らされたしー」とCは主張。
「オレ、今までの人生の中で今日の決断が一番早かったしー」と更に主張。
「しかも、コタツの上にほかほかココア置き去りにして来たけんねー」と言うと、AとBから
「後でオマエにファミレスでココア奢っちゃーけん(奢ってあげるからさあ)」と宥められていた。