山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

だから何処が陰気なのか教えてくれ

なんでダンナはウチの長女の事を「本当は心が寂しいコなんじゃないか?」と思ったのかというと、その美術展に出品していた絵に原因があったらしい。
それは「食卓」と題されたアクリル画で、暗い室内に、ポツンとテーブルの上、ペンダントライトが灯っていて、黄色い光の中、一人分のカップと皿が出されている_という絵なのだが…
何というか、「ダンナって判りやすい人だなあ」と妙に感心してしまった。
雨が降れば憂鬱で、よいお天気ならば元気はつらつ!みたいな?(^^;
なんというか額面通りつーか、浅いぞオマエ<ついにオマエ呼ばわり。

ワシから見ればこのアクリル画は、「なんだか急いで描かなきゃいけない課題だったので、適当に手を抜いて描いた絵」にしか見えないんだけどな。
そこまで描かれたものを額面通りに深読みする意味もない。フツーに「手抜きの絵」
なので「じゃあ、正解はドッチか長女本人に聞こうじゃないか!」と「夫婦で勝負」となったのだが、果たして。

「あ、あの手抜きの絵の事?」(長女談)
↑ホ??ラネ。
「しかし、キャンバスの裏留めがなぜかセロハンテープというのはいかがなものか?」とワシが言うと、
「もう、あの枠を作るだけでも大変だったのよ!」と長女。
「でも、あの手作り額にしても、角が四つともキチンと合わさってないっつーのはスゴ過ぎです!雑にも程があります!!」とワシが言うと、
「いやん、ワイルドな額って言って??ん♪」とかクネクネしながら言う長女。

ダンナ、アンタの娘はどこが「寂しい」んだ、どこが「陰気」なんだよ。説明してくれ。
多分、長女の事をよく知らないからこそダンナにこーゆー誤解が生まれるんだと思う。
アレだけ一緒に過ごしていて、居職であるから世間のお父さん族に比べれば、格段に我が子と触れ合っている筈のウチのダンナですらこうなんだからなあ。
世の中の普通のお父さんというのは、もっと「自分の子供の事が判らない」んだろうなあと想像してみる。

で、今日も今日とて、我が家の「陰気な娘さん」はi-pod装着したままで家の中で夕飯が出来るまで、鼻歌交じりで踊り狂っていた。
ピロウズのライブの予習予習!」と言いながら、全力で踊り狂っていた?