山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

インファナル・アフェア2 無間序曲

もしかして、シネスケ本家http://cinema.intercritique.com/、本当に逝っておしまいになられたのでしょうか?
ここ数日、サーバーダウンか?全然繋がらないのだが、コレがマタ、シネスケが繋がらないとなるとワシのネット時間も自然と激減する。
「さあ、(比較的)新しい映画も見たし(<最近、新東宝娯楽映画を鋭意発掘中で1950年代を彷徨い続けているので)コメントでも書くか」と手ぐすね引いて待っていたのに、こうも繋がらないとせっかく(100円も出して借りて見た<ケチ)映画の印象がドンドン遠のいて行くではないか。

なんで、ココに忘れないうちに書いておこうっと。
ネタバレもありかもだ。
ネタバレがイヤな人は以下、読まないでください(^^;

インファナル・アフェア2 無間序曲http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000YTR82/qid=1
☆=4(因にシネスケでは☆=5が最高評価)

コレは香港版「ゴッド・ファーザー」である。
巧い具合に翻案、換骨奪胎してあるが、実は「良くできたゴッド・ファーザーだなあ」という印象以上のものは出てこない(残念)
しかし、「潜入捜査官」がいれば、「潜入ヤクザ」だって居る訳で。
となれば「潜入姐」が居るのもこの世界観では極くアタリマエの事に思えてくる。

しかし、いかんせん。
実は前作「インファナル・アフェアhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000E5S7C/qid=1があまりにも素晴らしかったので、この「2」の方はどうしても評価が厳しくならざるを得ない。
勿論この「2」だって、男の友情あり、悲しい恋あり、複雑な家族愛あり、陰謀あり、犯罪あり不倫ありで「普通の映画」と比べてもとんでもなく出来が良いのは確かなのに。
しかしその「既存の映画から踏み出した第一作の偉業ぶり」に(遥かに)及ばないのは、これはもう致し方ない事なんだろう。

とにかく「2」に関しては、「よくまあゴッド・ファーザーをよく研究したねえ」としか言いようの無い映画で、翻案が素晴らしい。
それと「オッサンキャラ」の立て方が見事で、あの小さいオジサン(イォーク族系)のサムですら、格好良く渋く中年男性の魅力にあふれた人物に見えてくる。
勿論、警部のアンソニー・ウォンは勿論の事。
このウォン氏に至っては是非ともお代官様の扮装で日本の時代劇に出てもらいたいものだ。
インファナル・アフェア」三部作の公式サイトはhttp://www.infernal.jp/index_top.shtml