山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

付け焼き刃

長女が明日、漢字検定三級の試験日なのだが、つい不安になって、
「参考書とか買わなくて合格しようなんて甘くない?」と言うと、
「夏休みの最初の方では友達が参考書を持って学校に来てくれていたのでソレが使えたけど、今は手元に無いからその時にとったノートを元に勉強しているんだよねえ」…って、<B>オイ!</B>

「ソレは甘すぎ」と長女の首根っこを掴んで、「チョット来い」と書店へ連れてゆく。
欲しかった会社の参考書が店頭に無かったので、仕方なしに店頭でアレコレめくって購入する参考書を決める。

「コレで一夜漬けだが頑張りたまへ」と言い聞かす。
「しかし、コレはホントの付け焼き刃ってヤツだなぁ」と言うと、長女、
「付け焼き刃ってなぁに?初めて聞く言葉だわ」ってアータ(--;
母は物凄く不安になって参りました。

しかも漢字検定三級って中学2年生にはチョト難しい内容なのね。
試しにワシとダンナでやってみて、ダンナの正解率は6?7割。
ワシの正解率は8割り程度だったし。
「コレじゃ、ワシ、漢字検定三級は無理だわ!」<特に最近は「自分の手書きで何か書く」という習慣が殆ど失われるつつあるので。

思わず長女に向かって、
「こんな一夜漬けの試験勉強で、明日試験を受けたアナタがもし、万が一でも合格したら、何ヶ月も前から試験の準備をして頑張ってきた皆さんに対して申し訳ないから、アナタ、落ちてもその方が自然よ」と言うワシ。
受験費用の二千円はもう、「ドブに捨てたと思って諦めます」が(二千円は我が家にとっては「大金」である、念のため)

まーしかし。
「読み」はともかく、「書き取り」と「四文字熟語」「対義語」「同義語」が難しい。
書き取りはおぼつかない瞬間があって、
「『ぼうえき』の『易』は判るんだけど、アレ?『ぼう』ってドンナ文字だったっけ??『方』?『妨』??イヤ、ちがーう!アレ?アレレレレ??」と思い出せなくて一瞬、冷や汗が出たしorz<数十秒後に無事、思い出したが(「貿易」だー!)

夜郎自大」「上意下達」とか「今、生まれて初めて目にしました」という熟語もあったりして、45にして「イヤな汗をかきました」よ。

「なんでイキナリ三級を受検しようと思ったの?」と長女に聞いてみると、
「国語の授業中に四級の試験をやってみたら思いの外簡単で、食い足りなかったのね」だって。フー。
普通はソレで、「じゃあ四級を取ろうかな?」って思うものだよ。