山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

幸せな職場実習

長女、本日より「職場実習」
ウチの地域ではもう5?6年前からコレをやっていて、この地域に住む中学生は2年生の6月中旬になったら、しかるべき自分の希望の職場に各自散って行き、その労働現場にて「無料奉仕」をやる事になっている。

これはつまり、ニート(を将来的に生み出さない為の)対策というか、「労働の実際を知る為のお勉強」なのだが。
なかなかイイ実習だと思っている。
(しかしその一方で何を勘違いしたのか、わが社にも「将来デザイナー志望の生徒がいますので、そちらで預かっていただけませんか?」と学校側から打診されて慌てて、「来られても庭の草刈りしか仕事がありませんよ!」と答えるハメになったりするのだ)

長女は自分で学校に希望を出して無事にソレを受け入れられ、希望の職場へ本日より通う。
その職場とは、ジュエルを滝で拾った翌日、お世話になったA獣医である。
いつも行く、かかりつけの獣医さんの所で夫婦して臨床の修業を積んでいたA夫妻が独立開業した獣医である。

ウチからは車で25分もかかる場所なので(田舎の25分って遠いよ)、「本当に自転車で通勤したら何分掛かるか想像もつかない」とか思っていたので、長女、早朝からワシ作の弁当持参で水筒も持って、いつもの出発時間に家を出る(7時10分!)

先週、とりあえず実習前のご挨拶という事で、長女を連れてA先生のところに夕方挨拶に行ったのだが、その時にA先生、やっと事情が飲み込めたらしく、
「あ!!そーいう事かぁー」とおっしゃってた(名前だけが書かれた「実習志願書」を見て、「実習に来るのは男の子」と思ってたらしい)

で、夕方帰ってきた長女に実習の様子を聞く。
以下、そのポイント。
・先生夫妻は病院裏手に住んでいる(あの狭いスペースは「看護婦さんの休憩所」だと思っていたよー!!<驚愕)あの「ワンルームスペース」が先生親子三人の生活現場。
・沢山の犬猫のお世話が出来て楽しかった!
・病院には輸血用として犬三匹猫三匹飼っている。その内の犬一匹を毛刈りしてシャンプーした(4人がかりで)散歩もヤッタ。甘えられてボディアタック攻撃を何度も受けて身体が涎まみれになった。
狂犬病ワクチンを注射器に詰める作業をやった<コレがイチバン楽しかったらしい。
・A先生は病院に来た患者さんにボイスの(イノシシ)話をしょっちゅうして聞かせているらしい(この地域じゃ有名犬らしい!?)