山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

山を走る女

と言う訳で、最近、走ってます。
このワシが!小中高校、体育が「オール2」(五段階評価です念のため)だったワシが、あんなにスポーツ全般(特に球技が全くダメで)苦手だったこのワシが、心を入れ替えて(爆)走ってます。

いつまで続くかワカリマセンが、とりあえず、ボイスと走ってます(走るのはまあ、どうにかこうにか。高校の時の10キロマラソンでは500人中250番台だったし高校三年間)

いや、全部が全部走っている訳ではないけれど、「走れるところは走ってます」という程度。
うーむ、我ながらヘタレ(^^;

最近はもう日差しが暑いので、早い時間に山の中をせっせと走っているのだが(<知らない人が見たら、ものすごく怪しい)結構気持ちいい。
息を切らしながら山道を登って汗が出てくると、木漏れ日の中を風が吹き抜けるだけでヒンヤリ冷たく良い気持ち。
ボイスもリードを引っ張る訳でも無く、ちゃんとテンポを合わせて走ったり歩いたりしてくれる。

しかも山の中はこの季節、命が溢れている。
色んな野生動物に遭ったり、森の樹木も花をつけたり実を実らせる季節になっている。
名前が判らない樹木は写メールに撮って、あとで家に戻って図鑑を調べる。
この作業もなかなか楽しい(タマに名前が不明なままのもあるが)
山道の上では一人で楽しく遊んでいるイタチに出会ったり、道の真ん中で長々と伸び切って日なたぼっこしているアオダイショウが居たり、巣から落ちちゃったメジロのヒナに遭遇しちゃったりする。

一瞬、「どうしよう?」と迷うが、最近、小学校に授業参観に行った際、廊下に貼られていたポスターを思い出して、拾いたい&世話したい気持ちをグッと我慢する。

知ってましたか?(ワシは小学校のこのポスターを見るまで知らなかった)
今の世の中、「道で巣から落ちたヒナを見つけても拾ってはイケナイ」のだ。
http://www.jspb.org/hina.html

日本野鳥の会のお達しじゃあ、しょうがねえ」と諦めて(実はちょっとダケ、ヒナを拾ってウチに持って帰り、ヒナの世話をする自分を想像してみる<が、ウチには猫が4匹も居るんだった。アブナイアブナイ)、山道を歩いて下りる。

日なたをダラダラ歩いて散歩するより余程気持ちがいいのは確かだ。