山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

男の更年期?

ダンナのキノコその後。
結局最寄りの皮膚科に行って、右側の大きいキノコ(直径5ミリくらい)は縫合用の糸で根元をキュキュッと結んでもらい、ポッチリとちぎり?落とす事が出来(痛くなかったらしい)、左側の小さいキノコ(直径2ミリくらい)には液体窒素を塗ってもらって帰宅したダンナ。
「そういやあ、アレはどうなった?」と見せてもらったら、右側の大きいキノコ跡にはまだ糸がグルグル巻かれた状態で、左のキノコは肌色だったキノコが赤黒くなっていた。
「多分、コレで自然に落ちるのを待つんだろうねえ」と言う。
それにしてもダンナが自分が見てもらった皮膚科の先生を、「初老の先生」と何度も言うので、
「それは違う。あの先生はワシらとたいして年が違わない筈だ」と訂正を入れると、「ええーー!」と驚愕している>ダンナ。

だって、あの先生、ウチの長女の友達の父ちゃんなんだもん。
実は昔からよく知っているのだ。
白髪は多いけど、ワシらより3歳ほど上なダケ。

ま、老化には個人差が激しくて(実はダンナは実年齢より若く見える<バカだからかしら?)「ねえねえ私って何歳に見える?」ってやたら他人に聞いてくる人ほど「アイタタ」な人が多いのは周知の通りであるが(本当にこの手の質問は、「嘘がつけない正直者なワシの性格」にはじつに困った質問であるので、慎んでもらいたい<馬鹿正直に「ドウ見積もっても35!」とか実年齢を正確に言い当てるワシも大人げないが)コレバッカリは遺伝とか、本人の自覚具合とか色んな要素が複雑に合わさっているものだ。

さすがにダンナも最近は白髪が増えてきて、実年齢に近く見えるようになったが(ワシは20代後半から前髪に白髪が多い<白髪家系&人生の苦労で)やっぱりどうもこの男は自覚が足りない。
その証拠に皮膚科の先生に、「このイボは老化現象の一つですよ、あっはっは」と言われて本気で落ち込んでいるし。

多分、先生は「自分とそんなに年齢の変わらないオッサン」が来たので、軽い気持ちで「老化現象」と言ったのだが、存外、ダンナにとってその衝撃は大きく、自分が「老化している」と言われた上に、そのドウ見ても初老にしか見えない先生が自分と似たような年であるという事実がダンナを激しく凹ませたらしい。
「もー、センシティヴねえ」と半笑いしつつ、「更年期?」とかイジワルに思うワシである。