山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

やっぱり地盤の問題?

朝から物凄い強風と横殴りの雨。
「でも今日は薬局の売り出しとスーパーのご招待特売日があるからなあ」とシブシブ出かける(コオニタン連れ)
途中で台風並みの大雨は大雪になり(--;
「春は何処?春はもう来ないの!?」と叫んでみる。

薬局もスーパーもこの悪荒天の中、押すな押すなの満員御礼。
「うーむ、すごいエネルギー」と言いつつ買い物を済ませる。

そう言えば、昨日の夕方、ちょっと晴れたので、コオニタンを連れて家の近くの海へチョイと出かけたのだ。
海は穏やかで、潮だまりでイソギンチャクをツンツンしたりして遊んでいたのだが、丁度、蕗摘みに来ていた地元のオバチャンが、自分の連れのオバチャンに向かって「昔、ココで映画のロケがあってさー。私、大川橋蔵見たンよー」と自慢していた。
「へー」と思いながら遊歩道を歩いていたら、記念植樹がしてあって、その根元に看板が立てられており「東映映画『映画のタイトル(あえて名は伏す)』銀幕同窓会 ロケ記念 2000年 丘さとみ」と書かれていた。

「今度、図書館でビデオ、探してみよう」と思う。
家に戻ってネットで調べ、監督のインタビューを読んでみたら、やっぱり撮影は大変だったようだ(潮の流れが速いので)
当時の石炭船(昔、福岡市には炭坑が有ったので、その石炭を運ぶ石炭船が多数あった)を時代劇用に作り替えて撮影したり、地元の人もモブシーンでエキストラとして出演したりしたようだ。

この海岸で遊んで、「さ、家に帰るか」と車に乗って、その地域周辺を見て回ったが、なんと、この海岸周辺の地域、「地震の被害が極端に少ない」!
「なんでー?」と一瞬、不思議に思うが、確かにココって玄武岩の奇岩、奇観を売り物にした観光地でも有るんだから、多分平地でも、地盤が「玄武岩の上に直接乗っている」って状態なんだろうな。
屋根瓦への被害も殆ど無い。不思議。

それと対照的なのは天神のお隣、大名(だいみょう)地区。
ココは殊の外被害がひどい(マンションの柱が折れ、壁にヒビが入り、渡り廊下に亀裂が走っている)
以前、友人の父上に聞いた話を思い出した。

「新天町(天神地区のアーケード商店街)の先は昔、沼地で。赤坂小学校の児童がよく沼に落ちて事故が有るものだから、煉瓦の塀を作って学校の敷地を囲ったんだ」
元沼地だったのなら、被害が大きいのも頷ける気がする>大名地区