山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

もう、全然ワカンナイ

なんか慌ただしい三連休。最終日である。
夕べは余震が凄くて眠りが細切れだった。
地震で一番コワイのは「揺れより音」だ。
遠くの方から「ゴロゴロゴロー」と言うか「ズゴゴーー」と言うか?みたいな音が微かに聞こえてきて、自分の近くまで「来た!」と思ったら、「ガガガーー」と揺れる。
この「遠くから何か来る感じ」が物凄くイヤだ。
阪神の時も「地鳴りが聞こえた」と友人が言っていたのを思い出す。
こりゃあコワイよ。

あ、「ボイスがウコッケイを二羽殺傷事件」で書き忘れていた(書く事が多すぎて)
結局包んだ現金は押し戻されてしまった。
受け取ってもらえたのは清酒と菓子折りだけであった。スミマセン(謝這)

で、元々はこの三連休、「前半戦墓参りして買い物に行って、後半戦近場の温泉で病気の療養を」(^^;とか言っていたのだが地震とウコッケイ事件で全部消し飛んじゃった。
「それでも今年は命日に墓参りに行ってないからちょっとお供えだけでもしに行くか」とやっと連休三日目の今日、菩提寺に出かける。

出かける道すがら、地震の被害を沢山目にしてビックリしてしまう。
「ウチの近所は被害が少ないほうだったのね!」と実感。
昔、海だった地域。埋め立てられて人が住むようになった地域の被害がスゴイ。
ことごとく屋根が落ちて屋根に大穴が開いている家もあった。

それにしても「壊れている家」と「壊れなかった家」の差が全然ワカラナイ。
古くてもちゃんとしている家も有る。
新しいのに屋根瓦が落ちている家も有る。
ボロボロの廃屋みたいな家なのに、どこにも亀裂も入ってない家も有る。
沢山の家を見ているうちに「何故この家が無事なのか?」「何故この家がココまで崩れなければならなかったのか?」の基準が全然ワカラナクなってきて、「もしかしたら単に運の問題か?」という気がして来た。

いざお寺に着いて、駐車場に車を入れようとしてビックリ。
工事関係の業者の車両で埋まっている。
「あ?お墓、倒れた??」とお寺の山門から中を覗くと、年代物の石灯籠が盛大に倒れていた。

「ありゃまー」と言いながらその足で買い物に出かけ、その道すがら「ガラスが盛大に落下した福ビル」の横を通る。
「なんでこのビルの窓がこんなにも落ちた」のかがまた、ワカンナイ。
このビルの斜め向かいには天神地区最古の高層ビル「天神ビル」があるのに。
サッシュとコーキングの関係は「同レベル」である筈なのに。