山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

そろそろ限界(さすがのワシも)

で、夜が明けて次の朝。
案の定、せちたろーは討ち死に中。
「どれ?」と熱を見ると、とんでもない高熱が!!(--;
ダンナも完全に討ち死に中で朝から起きてくることも出来ないでいる。
ダンナは別に咳が出るワケでもナイが、熱があるらしく、ベッドから出てこない。

とりあえず、コオニタンを幼稚園に送ってボイスの散歩をし、ダンナとせちたろーを病院へ連れてゆく。
ドクターの診断は「ダンナはフツウの風邪、せちたろーはインフルエンザ」であった。
やーれ。こんな事になるだろうと思っていたよ。
せちたろーの美術部でイチバン仲が良い子がインフルエンザに罹ったと聞いていたので。
しかし、ワシももう限界で、実は今にも倒れそうなのだが倒れる訳には行かない。
足を踏ん張る。

薬を沢山貰ってその中にタミフル(インフルエンザの特効薬)が入っていた。
ダンナとせちたろーの分、二人分あるので(ダンナはフツウの風邪だが「土日挟むので用心の為に」とドクターが処方してくださった)すかさずソコから盗み飲みするワシ。
ワシも実は病院にかかったほうが良いのだが、ホントの話、家族三人分の医療費で今月、始まったばかりだというのに既に1万円を超えている。
コレは我が家の家計にとってゆゆしき問題である。
一家の主婦は倒れることも叶わないが、家計をむだ遣いすることも叶わない。

どうにか歯を食いしばって家事と家族の世話をするが、やはり夕方になるとエネルギーが激しく切れてきた。
息が上がって動くのもシンドイ。
「もう、駄目かも?」と呟きながらもとりあえず、頑張る。

「しかし、夕飯ぐらいは作る!」と台所に立って、本来、おひな祭り用に作るつもりだったハマグリの潮汁を作る。
あとは煮るだけで出来る肉ジャガを作り、ご飯を炊いて軽く食べたら心置きなく倒れ込み失神する。
ダンナが何か言っているがもう聞こえないフリをする。
自分の世話はもう自分でしてください。

「いっそ入院できたらどれだけ気が楽か」(<弱気になっている証拠。身体が弱ってて、援軍が何処からも来ない事がワカルとシミジミと弱気になって「いっそ入院したい」といつも思う)と思いながら「明日から土日だ。心置きなく死んだフリしていよう」と考えながら眠りの泥の中に沈み込んで行った。