山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

旅立つ友人

ダンナが単身赴任している友人に久しぶりに会う。
「春からはダンナの所に行くんでしょ?」と聞くと、
「もう荷物も送ったよん」と彼女は言う。
「そうかー、やっと親子一緒に住めるのね。キミが遠くに行っても、ワシはキミの幸せを願っているよん」と言うと、
「いや、不幸になるかもしれん」とか言い出す、彼女(^^;
「なんでよー!?」と聞くと、
「実は…」と話し始めた。

なんでも一昨日からダンナが東京出張前に今、母子で住んでいる家に泊まりに来たのだが、そのタッタ二日間で、なんだかお互いの気持ちは通じないし、なんかお互いの一言一言がカンに触って寄ると触ると喧嘩ばっかりしていて、ダンナと二人、向き合ってはムカムカしていたらしい。
そこまでなって、やっと彼女は「しまった!離れて暮らしている間に、夫婦のリズムが合わなくなっている!!」と気がついたそうだ。

「そのイライラは別のところに理由があるんじゃないの!?」と聞くと、
「実は…」と診察券を見せてくれた。
ショッピングセンターの前にある小さな個人病院の診察券だ。
「ココって確か、脳神経外科じゃなかったっけ?」と言うと、
心療内科もやってんのよ」とか言い出す。
「えー、じゃあカウンセリングとか受けているの?」と言うと、
「どうも更年期みたいで、体調が悪くて」と言う彼女。

「更年期って、アンタ、ワシより7歳も若いじゃん。ソレ、違うんじゃないの?」と言うと、
「いやー、個人差があるみたいで、ワタシ、なんだか人より早く来ているみたいでー」とか言う。
しかし、彼女の自覚症状は「短気になった」とか「イライラする」って事らしい。

「普通、更年期ってのぼせとか発汗とか、いわゆる不定愁訴ってものじゃないの?」と聞くが、
「最近、疲れやすいしねえ」とか言う。

うーむ、それって、ダンナが単身赴任で、色々彼女に負担が大きくて精神的に参っているって事なんじゃないのかな?
更年期だったら、ちゃんと婦人科に行った方がイイと思うし…。

と、考えて、「まあ、新しい生活になったら、栄養剤でも飲んでのんびりしていたら?」と言うしか出来なかった。
「あー、とりあえず、コエンザイムQ10でも飲んだら?」と言っておく。
「毎日100mgもとると、身体が若返って良いよん」とお勧めする。

「そんなにイイの!?」と彼女。
「うーん、肌もキレイになるし、夫婦仲良くなれる」←一体何を言い出すのやら、ワシ。