山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ダンナ、映画を見て火を吹く

友人宅に午後、遊びに行く。
で、フト電話がかかってきた別の友人の外壁の話を思い出し、
「そう言えばお宅も外壁の工事に職人さんが来てたよね?」と聞くと、
「そうそう、でも、コーキングを打って行ったダケで、改めてモルタルを吹きつけるとかはしてない」と言う。
見せてもらったが、東側の壁に青い苔が生えている。
ひび割れも結構数ヶ所に入っていて、キレイな白い壁が汚くなりつつある。

「コレ、どうするの?」と聞くと、
「ウチなんかまだ建って1年半なのに、アンマリだと思わない!?」と憤慨する友人。
あと、玄関の上の(雨)水抜きのパイプ(ステンレス製)が腐食してボロボロになっている。
どうやら潮風で腐食が進んでいるらしい。
「コレはどうなるの?」と言うと、
「知らない!」と半ベソ。
家を持つと、その後のメンテナンスが大変だよなあ。

めずらしく朝からダンナがいなかったので、午前中、ちょっとダケだらだら出来た。
「そうかー、世間の勤め人の妻はコンナ感じかー」と感心する。
昼ご飯は一人で簡単に済ませて、食後はコタツで15分だけウトウトしたりする。
「なんか結構楽しいぞ!」
ダンナが在宅で仕事していると、何かとやる事がイッパイあって、一日中忙しいのだが、タマにダンナがいないのも悪くないなあ。
「家で一人でゴロゴロ」ってのはオツなものである。

夕方、ダンナが帰ってきた・・・と思ったら烈火のごとく怒り狂っている。
「ナニゴトよ!?」とビックリしたら、どうやら打ち合わせの空き時間に一人で映画を見てきたらしい。
お題はコレだ→「ハウルの動く城

一応ワシも原作を読んだが、どう読んでも絶対宮崎駿の世界観とは相いれない話だったので、「こりゃあ映画化は失敗だな」と勝手に決めつけ、「ま、テレビでやるまでレンタルでも見ないしましてや劇場なんか、頼まれてもイカナイ」と心に誓っていた。

ら、どうやらソレがビンゴだったらしいや。
ダンナ、怒る怒る。
こんなにダンナが映画を見て怒っているのを見るのは久しぶりだわ(「アイアン・ジャイアント」以来か?)

ダンナ、罵詈雑言の限りを尽くして「ハウル」を罵り続ける。
(とてもココには書けないような悪口を並べ立てて)
「ミカボは絶対に見ちゃダメ!ミカボが怒り狂いながら『ツマラン!お前の話はツマラン!!』と劇場で仁王立ちになっている姿が見えるから」とまで言われた。
なんだ、ソレは?予言か??