山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

春を宣言する

あうっ!昨日の大雨がウソみたいな天気!!
昨日が今朝くらいイイ天気だったら、出かけたのになあ?(<マダ言う)

暖炉に火を入れたら子鬼の弁当作り。
そのまま朝食も作って、みんなを起こす。
子鬼、「制服のネクタイが見つからない?」と文句を垂れる。
結局、ネクタイがついに見つからないママなので、ブラウスではなく、ポロシャツに着替えさせて幼稚園へ。

野菜を買って、スーパーで安売りのコシヒカリを買ったら、家に帰る。
と、ボイスがワシの顔を見て、「きゅっきゅのきゅ?」とすすり泣く。
「ん?散歩に行ってないの?」とダンナに聞くと、
「忙しいから行って貰えると助かる」との事。
獣医に連れて行く前に散歩に連れて行く。

田圃の中の道を歩いているとヒバリが空高くさえずりながら飛んでいる。
「春だ!」
今まで藪の中でウロウロ歩くだけだったヒバリが田圃に出てきて、空高くさえずりながら飛んでいる。
コレは春を宣言するに十分な理由になる。

家に帰って来るまで出かける準備をしていたら、ボイスが「何?お出かけ??連れて行ってくださる??」とニコニコ顔で近寄ってくる。
「そうそう、キミと出かけるのさ」
リードに繋いだボイスを助手席に乗せてシートベルトを締める。
ボイス、シッポを振って大喜び。
コレから出かける先が獣医であるとも知らずに・・・。

獣医までドライブ。
ボイス、田圃に巻かれた堆肥の匂いに喜び、放牧されている牛の匂いに興奮する。
獣医着。
ボイス、自分が到着した場所が一体何処であったのか悟った途端に腰が抜ける(o_ _)o

ヘナヘナにヘタったボイスを引きずって獣医へ。
「オスワリ、マテ!」と命じて受け付け。
その間も「フセの姿勢」のママで匍匐前進して、なんとか自動ドアから脱出を計ろうとするボイス。

見ると診察室に小さなコーギーが檻に入って入院中であった。
「このコーギー、カワイイですね」と言うと、
「見た目は可愛いけど、性格が悪いのよ!」とドクター夫人。
「そりゃあもう、ボイスみたいに性格が良い犬は滅多にないわよ!そのコーギーより、ボイスの方がずーっとずーっと性格が良いわ!」と力説なさる。
・・・そんなに性格が悪いんですか・・・

「犬ってね、生まれ持った気質もあるけど、要は育て方、躾の入れ方なのよ。ちゃんと愛情を持って厳しくしつけないと犬はチャントした犬になれないの。ソレは人間も同じだけどね」
誉められちった。