山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

犬木加奈子・粉もないのにケーキを焼く

痰が切れたのは結構なことであるが、空咳が止まりません。ゲホゲホ。

銀行業務。
今月。先々月はホント、経済状況が厳しかった。
ワシの口座の残金を見たら3千円になっていたし。コンナ事は今までの人生で「初」であった。
貧乏もいよいよ筋金入りであるな。うん。

銀行業務が予定より早く終わったので、幼稚園のお迎え時間まで、本屋で漫画の立ち読みナンカして時間を潰す。
今日立ち読みした中で面白かった漫画は、犬木加奈子のホラー漫画。
東電エリートOL殺人事件をモチーフにした、ホラー漫画なんだな、コレが。

この事件は当時もその動機や原因がサッパリ分からなくて大変奇妙な気がしたし、その真相が事件解決後(?)もまるで分からないので、「謎の事件」という印象が大変強いのだが、ソレをホラー漫画として見せるとは。
やっぱり日本は、ナンダカンダ言っても、未だに漫画が全文化の牽引役であるであるのだなあとシミジミ思う。

拒食症で、裸になって直立すればケツの穴が見えるくらいやせ衰えた身体なのに、昼間は東電のエリートOL、夜は立ちんぼうのシロウト売春婦として過ごす女性の心の闇。
新宿の路上で立ちションベンしてラブホの部屋でウンコタレ放題。
自分自身にノルマを課して熱心に売春に励む女。
ソレをホラー漫画として差し出すというこのアナーキーさ。
「漫画文化、まだまだやってくれます!」と立ち読みしながら感動する。
しかもオチはまるで桐生夏生の「柔らかい頬」だし。かなわねえな。
文学も映画も漫画にはまだまだ追いつけません@現代日本

バターケーキが無性に食べたくなって、ココナッツ入りのケーキを焼こうとしたら、「粉が足りない」(0_ _)0
外はモウ暗くなっていたが、小学校前のコンビニまで「粉だけ」買いに出かける。
この店はいわゆる、「田舎の雑貨店が進化した形」な店である。
以前、何度か入ったことがあるが、生鮮食料品(特に肉)がアカラサマに変色してたりして、見ているだけで怖いのでジュースを買ったりスル以外に買い物することがない店である。

思わず、賞味期限を確認して小麦粉を購入(^^;
バターケーキを初めてオーブントースターで焼いてみた。成功。
オーブンレンジは庫内温度の設定に時間がかかって使えないヤツであるが、ウチのイタリア製オーブントースターは細かい温度設定も得意で助かる。
グリル機能も付いているし、使えるヤツである。