山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

トッピングセルフ形式ウドン店

早朝、二階でドッタンバッタンばた狂う音が聞こえてきて、せちたろーがドスドスと階段を駆け下りてくる。
「子鬼チャン!起きて起きて!!外の雪がスゴイよ?!!!」
大声で子鬼を起こすせちたろー。
一晩中降り続いた雪が積もったらしい。

ようやく夜は明けたばかりで、外を見るとマダラに雪が積もっていた。
「おぉ、久々の積雪!」
せちたろー、いつもは朝食を食べ終わるまでパジャマ姿でいるのに、今朝は速攻着替えて、帽子にマフラーマスク姿で完全防寒している。
「さ、子鬼チャンも着替えて雪遊びをするわよっ!!」もう、メチャクチャ張り切っているし。

洗面所のヒーターの前で子鬼を着替えさせてくれている。
見ると、子鬼も帽子マフラー&マスクを装着。
二人とも背中にカイロまで貼って、朝ご飯も食べずに飛び出していった。

「じゃあその間に薪ストーブに火を入れて朝ご飯作るか」とワシも起き出す。
外を見ると、雪の中を子供二人が走り回り、ボイスはソレを見てコーフンしている。
「ボイスもやっぱり雪がスキなんだなあ」と感じる。

降り続く雪の中を、道路の凍結が溶けるのを待ってボイスの散歩に出かける。
足下はトレッキングブーツを履いて完全防寒姿。
ボイス、降りしきる雪に大喜びで足取りがスキップになっている。

田圃の中の道を歩いていたら、用水路が凍結していた。
この時期、田圃に水は引かないので、水深は5センチ位しかナイ。
「ボイス、水が凍っているよ」と教えると、ボイス、用水路に飛び込む。
ボイスが乗ったくらいでは氷は割れなかった。

ボイスが足下の氷の感触を楽しむように踏みしめると、ボイスの足形に氷が抜けてゆく。
ボイスは冷たい水に足が浸っても平気。
嬉しそうに氷を割りながら進む。
「ボイスの足裏のボーボーの毛並みはこのタメにあったんだなあ」と今更ながら思う。

お昼ゴハンは近所の「トッピングセルフ方式うどん屋」へ。
偶然、友人T一家と一緒になる。
「あけおめ」と挨拶。
大阪出身のこの一家も、「ここのうどんはイケルで」と証言。
「ふむふむ」とみんなで美味しく頂く。
今、この方式のチェーン店が各地に出来ているらしいけど、こしがあって美味しい麺に薄味の天然おダシで食べられる本格的なウドンが安い値段で食べられるんだから、全然文句ナイよ。

事務所用に足りない棚を買い足して、事務所改装は終わり。
さ、明日から仕事始めだ。
全然ダンナは休めなかったケド。