山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

『忠臣蔵』『ヤング・フランケンシュタイン』

風邪絶好調♪(<バカ)
モノスゴイ色の痰が出て、喉が腫れているので気道が狭くナッチャッテて、呼吸の度に喉がゼロゼロ言ってるぞ。
ぐ、ぐるじい。
市販の風邪薬(ジキニ●)を飲んで、犬の散歩以外は家に籠もって大人しくしておく。

テレビも面白いモノは全然やってないので(元旦の夜にやっていた、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート生中継は面白かった!あんなコンサートだったら行ってみたいぞ)撮りおきのビデオを見る。

忠臣蔵』(1958年大映長谷川一夫主演)
感動して思わず泣いちゃう。
どうも、日本映画を良く知らない頃は、「やっぱり時代劇って東映?」とか思っていたけど、大映の時代劇も品格があってナカナカヨロシイ。

人物描写が際だっていて、女性の描き方が特に素晴らしい。
自立し、自分の意志で動き、自分のココロを晒す、強く美しい女性達。
東映のへのへのもへ字みたいなおざなりな女優たちとはエライ違いだ!」と感動しつつ、観る。

一方男優達は「お耽美光線」が出マクリ。
ヘタレ二枚目がゾロゾロ出てきて、シオシオとヘタレの美学を演じてみせる。
「うひょひょ、タマラン??♪」
思わず大喜びで観てしまう。

品格があり、人物描写心理描写に優れたモダンな忠臣蔵
もっと多くのヒトに観て貰いたい映画だった。
「なんか忠臣蔵が好きになってしまいそう♪」<つい近年まで「忠臣蔵がどんな話か?」すら知らなかった女であるワシ。
そのくらい、「目からウロコ」な時代劇であった。

確かに思い起こせば、大映の時代劇っつーたら長谷川一夫市川雷蔵主演の名作がたーんとある会社だったんだった。
品格と娯楽が両立できるハズである。

夕方はお楽しみDVD。自分のために買った『ヤング・フランケンシュタイン』(1974年・ジーン・ワイルダー主演メル・ブルックス監督)を観る。
実は初見の時からこの映画が大好きで、幾星霜。
このギャグと間のセンス。ワシの人生に多大な影響を与えてくれた映画である。
再見してもやっぱり笑う。
監督による音声解説で二度目を観ていたら、せちたろーがやって来て、「ナニコレ?面白そう」と言うので、せちたろーにも見せる。
と、せちたろーにバカ受け。
床を叩いて笑っている。「バカバカしぃ??」と言いながら。
母がこんなバカ映画が好きでゴメンよ・・・・