山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

子鬼、とびひ

子鬼の足に水泡が出来ている。
どうやら「とびひ」らしい。
幼稚園に行く前に、皮膚科に寄る。

診断結果はやはり、「とびひ
フトモモの裏と、ふくらはぎの裏に2カ所、赤い水泡が出来ているが、放置しておくとひっかいて悪化させるので、塗り薬を貰う。
皮膚科の先生、ワシが行くとなんか世間話がしたいらしく、延々話しかけて来られる(^_^;
「知っている?最近の子供って小学生くらいでも、『仰向け』『うつぶせ』って言葉を知らないんだよー。信じられないよねー」トカナントカ。
「ウチの子は知ってますよ」と言うと、「そうそう、知っててエライよねー」とか言われる。
先生は話し相手に飢えてらっしゃるらしい。

幼稚園に送って、門に立っていた先生に
とびひなので、気をつけてヤッテ下さい」と言い置く。
急いで家に帰ってボイスの散歩。
天気予報は外れて雨が降る。

雨具を着込んでセッセと歩く。
帰り道、坂道の途中の畑にヌードのマネキンが捨てられていて、ギョギョッとしてしまう。
最初、ホンモノの死体かと思った。
雨に濡れて、マネキンの白い足がニューっと投げ出されている。

午後、子鬼を迎えに行くと、今朝、門に立っていた先生が現れて、
「実はとびひのお子さんは幼稚園は休んで貰うことになってます」と言われる。
ゲー、初耳!

せちたろーの時も幼稚園在園中、何度かとびひになったが、一度も休んだことはなかった(o_ _)o
おたふく風邪や風疹は休まねばならないのは幼稚園から入園の時に貰うパンフレットに明記されているので知っていたが、「とびひで休め」は初耳だー。
週末は発表会なのに、休んでて良いのかしら?

「わかりました、明日は休ませます」と返事したが、子鬼がその会話を横で聞いていて、
「明日休むのはイヤー!!」と泣き叫ぶ。
「明日も幼稚園に来るー!!!」とひっくり返って泣いている。
「ダメダよ、先生が来ちゃダメダって言って居るんだから、来ちゃダメなんだよ」と全ての責任を先生に押しつける、ワシ。結構悪党。

その足で小学校の保護者会に行く。
参加者があまりにも少なくて、ビックリする。
「来年度の役員は・・・」という話になるが、ウチは子鬼が居るからダメダー。
この地域のPTAの集まりって夜にあるのだ。
ウチはダンナが、夜、居ないことが多いので、子供二人に留守番させることになるから、やりたくなのだ>役員。
「子鬼の時に致しますわ、おほほほ」と笑って誤魔化す。