山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

カラスの南下・その2

う?ん、天気予報では「快晴」のハズなのに、イマイチだぞ、曇っているじゃんか>天気。
午前中はからすさんとDVDを見て過ごす(『ロード・オブザ・リング』の特典映像)
彼女、劇場で一回見たっきりしか見てないそうで、この映画。
特典映像もタイソウ感動してご覧になる。
ワシは劇場でも吹き替え版で一回見て、オワリがけ(つまり、字幕の修正がなされた以降)に字幕版でも見て、DVDを買ってからも数回見直した。
見返すたびに発見があって、新たな感動があって、実にヨクできた映画である。
本編を見直したい衝動に駆られつつ、「出かけようか」とボイスを連れてお出かけ。

家を出たところで、昨日は居なかったミヤマガラス(冬の間だけ中国大陸から九州に渡ってくる小型のカラス)の群と遭遇。
「生まれて初めて見たー!!」とからすさんはコーフン。からすさんはナンデはしぼそがらすなんていうHNなのかと言うと、大学でカラスの研究をなさっていたからなのだ。
しかし、北海道にはミヤマガラスは居ないので、「一度見たかった!」と昨日もおっしゃっていた。
見ることが出来て良かった。
「小さくてカワイイ!!」と大喜び。

入り江を廻って信号待ちしていたら、なんと、カササギ(別名カチガラス/カラスの仲間で佐賀県や福岡県の一部にのみ生息)がトンビと電柱の所有権を巡って闘争中であった!
「おぉ!」と言いつつ、クルマを電柱の下に止め、しばし、家族全員で観察。
ワシは彼女にこのカラスを見せたかったのだ!
七夕の日には織り姫と彦星を背中に乗せ、銀河を渡ると言われる伝説のカラス。
飛ぶ姿が美しく、つがいが本当に仲が良くて、ワシは好きな鳥である。
九州でもこの地域にしか生息しないので、せっかくの彼女の滞在中、見ることが出来ればイイナと思っていた。
願いはカラスの神様に届いたらしく、この日は3?4回、道ばたにいるカササギを見ることが出来た。

車に乗ってドライブ&観光。
山に登ったり、お城に登ったり。
お城ではボイス、沢山の観光客に囲まれて可愛がられる。
知らない人に「オテ♪」までして愛嬌を振りまく。

天守閣の上から、ベンチで待つダンナとボイスに声を掛けて手を振ると、ボイス、尻尾を振って応える。
見上げる目が笑っている。

夕方、空港までからすさんを送る。
せちたろー、別れが辛くて、泣く。
イッパイ娘たちも遊んで貰って、すっかり仲良くなってしまった。
また来てねー!