山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

せちたろー、ピアノの最終日

なんか、色んな事があった一日だった。
うまく書けないかも知れないけど、とりあえず、書いてみる。
基本的にこの日記は、風呂に入る前に、その日一日の出来事をざっと書いておく。
そして翌朝読み直して、「ナンデこんな事書いて居るんだ?」という部分をザクッと削除したり、「ココは説明が足りないな」という部分を書き足したりしてアップしている。
なので、この日記は、実際の日付より一日前の事を書いているのだ。
でも昨日は、とても日記を書く(心の)余裕がなかったので、今日はブッツケ本番。27日の朝に26日の事を書いている。

午前中は平和だった。
昨日の交流会で習った寄せ植えを自分なりに復習してみた。
ホームセンターで苗を買ってきて、和洋折衷の新年用アレンジを作ってみたり、粗大ゴミを出す手配をしたりしていた。

問題は午後。
せちたろーのピアノの最終日。
ピアノの先生が急にワシらが「辞める」とか言い出したので、ビックリなさっている。
「日曜日にお電話したんですよ」と言われた。
「スイマセン、映画に出かけてまして」とイイワケ。
「良かったら、辞める理由を教えていただけませんか」と言われ、せちたろーは抵抗したが、先生と一緒にスタジオ内に籠もって「かくかくしかじか」と説明する。

先生は「良かった!ピアノが嫌いになって辞めるんじゃなくて」と言ってくださったが、微笑みながらもホロホロと涙を流されて、別れを惜しまれた。
胸が詰まって、思わずワシも泣く。
「長年お世話になっていながら、こんなカタチでお別れすることになってしまい、申し訳アリマセンでした」と謝る。

せちたろー、最後のレッスン。
相変わらず下手っぴであるが、一生懸命弾いている。
手を休めては先生と話し込んでいる。

いよいよお別れの時間が来て、先生が泣きながら見送ってくださる。
深々と頭を下げてお別れする。
せちたろー、クルマの中で号泣。
やっと自分がやったことの結果を身にしみて感じたらしい。
キミはピアノの先生まで傷つけたのだ。ソレを分かって欲しい。

と、その大雨の中、時速10キロくらいでノロノロ保育所前の狭路を走っていたら、猫が突然飛び出してきた!
急ブレーキを掛けたが「ごりっ」と嫌な感触があった。
慌てて見るが、もう、猫の姿はなかった。
どうやら足を轢いたらしいが、猫はそのまま走って逃げたらしい。

家に帰るとダンナも天神でクルマを擦っていた。