山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ミヤマガラスの大群を見る

ついにせちたろー、風邪でダウン。
「身体中がダルダルで起きていられない??」と言う。
ソレは数日前のワシと同じである。

「いいから寝てなさい」とせちたろーをベッドに押し込めて、ワシとダンナは撮りダメビデオの消化。
と、ナンカ窓の外が騒がしいので見ると!!

モノスゴイ数(数百羽単位)のミヤマガラスの軍勢が西の空から渡ってきている現場であった!
九州に冬の訪れを告げる、大陸からの冬の使者、ミヤマガラス
カラスにしてはホントに小柄で、大きさもハトくらいだしくちばしも小さく尖っていて、本当に愛らしい。
群れている様子も可愛くて、全然種が違うコクマルガラスやカチガラス(カササギ)、どうかするとナベヅルなんかまで群の仲間に入れていたりするイイ奴ら。

このミヤマガラスの一団が二つ、群をなしてコッチに向かってガンガン飛んできている。
海を渡って日本目指して飛んで来ている現場であるのだ、本当に!

なんか、感動する。
その二つの巨大な群が我が家の上空で入り交じり、一つの更に巨大な軍勢となって上昇気流に乗り、山の上をグルグルと旋回しているのが見えた。
「長旅ゴクロウサン!」と思わずねぎらう。

ウチの裏山は海辺にある山なので、九州に飛来してくる渡り鳥の目標となっている。
これからドンドン色んな鳥を見ることが出来る季節。
ヘラサギやどうかするとペリカンも見ることが出来る。

本日見たビデオのメモ。

『続・黄金の七人レインボー大作戦』☆=4(<ただし、広川太一郎吹き替えに限る)
日本の吹き替え文化の頂点。コメディタッチのアクション+お色気の世界観と広川太一郎の軽妙なベシャリがピッタリ。
きっと、『ヤング・フランケンシュタイン』だって、広川氏の吹き替えでなければ、ココまで笑える映画かどうか怪しい。
ルパン三世』の生みの親とも言うべき、キュートな映画。

『世界美容師コンテスト』☆=4
アメリ』よりフランス的で、『少林サッカー』みたいに熱くなおかつ笑える映画。
実に上等なコメディ。美容師版『少林サッカー』と言っても過言ではない、名作喜劇。
その証拠に、肉屋の親父が「鉄の頭の兄さん」にソックリである。

『まらそん侍』☆=3
『幕末太陽伝』や『青い山脈』の流れを汲む、明朗快活青春映画。
大泉アキラの軽妙極まりない演技に激しくシビレル。こんな役者、今、イナイのが残念無念。