山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ダンナ、締め切り日に諦める

ダンナが朝、
「人形改造コンテストに応募するの、諦めた!」とワシに言う

ガゲゲェ?ン☆
実はここ数日、ダンナ、仕事もせずに、せっせと人形改造コンテスト出品作品を作り込んでいたのだ。
夕べ、ようやく全体が出来上がったが、それでも塗装が全く出来てなかったので、
「アナタ、ソレ、絶対に間に合わないよ!もう諦めなさい!!」と文句つけていたトコロだった。

そもそも、数日前に、突然、
「やっぱり、オレ、人形改造コンテストに出す!」とダンナが言い始めたときに、
「今からじゃ、間に合わないよ?」とは言っていたのだが、ダンナ、プラモ以外にコレといって趣味があるわけでもナシ。
ギャンブルもしないし、酒も外では飲まない、タバコも止めた。
映画以外、コレといって金を使う趣味があるわけでもナイ男なので、
「まあ、締め切りまでの数日くらい、ダンナに思い切りプラモづくりに集中させるのも、妻のつとめか」と殊勝な考えのもと、ダンナの好きにさせていたのに。
子育ても家事労働も手伝わせずに、ダンナのプラモづくりに打ち込む時間を作って与えてヤッテた(<おしつけがましい言い方)のに!!
なのに、この妻の(優しい)思いを裏切るこの発言!

思わず怒髪天になり、
「キサマ、手をついてワシに謝れ!!」と朝の食卓でダンナに言い放つワシ(--;
するとダンナ、
「実はね、色を塗ろうとしたら、パテが全然乾いて無くて、盛った場所に筆を乗せたダケで、ブニッて変形しちゃったの、わはは。ヤッパリ、ムリだったわ」だって・・・
「代わりに小学校の稲刈りに行ってください!」と怒りに震えながら言う。

せちたろーが学校に持って行っちゃったので、家に余分な鎌がナイ。
子鬼を幼稚園に送った後、早朝から開いているホームセンターへ行き、鎌を買って田圃にいるダンナに届ける。
ダンナはボイスの散歩のついでに田圃に来ていた。
ボイスを受け取ってボイスはフィフィに乗せて帰宅。
(トコロがボイス、余程嬉しかったらしく、立ち上がって前足でドアを掻いてしまい、ドアに傷があぁっ!!)

午後、ダンナがヘロヘロに疲れて帰ってくる。
「あんなに大変とは思わなかったぞ!」と文句を言っている。わはは。
ダンナ、もうコンテストは諦めたので、のんびり今日返却予定のビデオなんか観ている。
点子ちゃんとアントン』を観ながら涙を拭いている。
その姿を見ながら幼稚園のお迎えに出かける。