山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

この母にしてこの娘

朝から雨。
風邪気味なのにダンナはボイスと散歩。
「ワシが行こうか?」と言うが、
「イイよ」と言いつつ雨合羽を着込んで出ていった。

途中何度か激しい降りになったり晴れたり、とせわしないお天気。
「女ゴコロと秋の空」である。
今日は秋分の日。あとは一日一日、日が短くなって行くばかり。
庭のヤマボウシの木の実も色づきはじめている。
今はまだオレンジ色。赤く色づけば食べられるはず。

午前中、せちたろーに勉強させて、お昼ゴハンはせちたろーのリクエストで焼きビーフン。
ココでせちたろーの小学校の給食の話題が出る。

小学校では年に何度か「リクエストメニュー」という日があって、子供達の人気投票で選ばれたメニューが給食に出る。
その日に、『「ラビットサラダ」が出たのよ!』とせちたろーが義憤に駆られたようにワシに言うのだ。

この「ラビットサラダ」なるメニュー、友人の娘さんがあまりの不味さに無理矢理に飲み込んだ直後、吐き戻してしまったという曰く付きの伝説激マズメニューである。
せちたろーも大嫌いで(殆ど好き嫌いがない子どもなのに)、給食にラビットサラダが出る日は「どんより」として学校に出かけてゆくくらいだ。
せちたろーのクラスメイトもこのメニューのあまりの不味さに吐いてしまった子が数名居る。
「なのにナンデ、リクエストメニューの日なのに、コレが出てくるのよ!!」と怒りマクルせちたろー。

せちたろー、あまりにも不審に思い、4・5・6年生に片っ端から「ラビットサラダをリクエストメニュー用紙に書いたか?」と聞いて廻ったらしい(リサーチ好きはワシの血?)
トコロが殆ど全員に聞いたのに、聞いて廻った結果は「誰もリクエストしてなかった」との事。
ん・まあ、ミ・ス・テ・リィ?♪

ラビットサラダ=ちぎりレタス・スライスにんじん・スライスタマネギ・茹でたもやし・茹で空豆・茹で小豆をオレンジ色のフレンチドレッシング(<コレが激マズの原因らしい)で和えた一品である。

午後からプール。
プールに向かう途中、突然、せちたろーが
「ねえねえ、昨日の『スパイキッズ2』に出てた博士役の人、メガネとったらスゴイハンサムだったよねえ」とシミジミ言う。

キミはヤッパリ、ワシの娘だなあ!
世界中でブシェーミを素直に「カッコイイ」って言い張っているのはワシらだけだよ。

プールで遊んで帰宅。
夜は衛星放送で夜更かし。