山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

クルにワクチン・映画は二本立て

クルのワクチン。
娘二人とクルを連れて獣医さんへ行く。

「お願いします」と言いつつ、クルの「健康手帳」(保険証みたいなモノ・注射や治療、手術の履歴が分かるようになって居る)を受付に出すと、ドクター夫人が「あら?去年のワクチンの履歴がないわ。受けてないの?」と言われる。

去年の今頃はちょうど甚五郎がウチに拾われてきて、バタバタしていた頃だ。
そのドサクサで忘れたのか?う??む、思い出せない。

「以前、コチラに電話したらお留守だった時があって、その時に、A先生の病院(かかりつけの獣医さんで修行していた獣医師・去年独立して医院を開業した)に行って注射を受けて下さいと奥さんに言われて、行ったことがあったような・・・」と答えるワシ。
ドクター夫人も、「あぁ、そう言えば、そんな事を言ったような・・・」

二人してしばし見つめ合って「う???む」と記憶を掘り起こすが出てこない(o_ _)o

とりあえず、クルに注射。
クルは大人しいのでこーいう時に助かる。
黙って暴れもせずに粛々と注射を二本受ける。

この医院の隣はドクターの自宅であるのだが、何故か更地になっていた。
「お宅建て替えですか?」と聞くと、「色々あって建て替えることになっちゃったのよー」とドクター夫人。
「今度、そのアタリの話せば長い話をするわ」と言われる。
ははは、じゃあその話はまた今度。

午後は頭痛がしてダウン。
子鬼も今週始まった幼稚園の疲れが出たのか、コンコンと眠り続ける。
ワシも夏の疲れが出たのだろう。
ベッドに横になってグータラを決め込む。

ビデオが半額の日だったので、新作を借りてきた。
マルホランド・ドライブ』(デビッド・リンチ監督/2001年)
リンチ作品で一番スキかも?。
本人の子供っぽい資質が言い意味でよく出ていて、面白い。
ジュディはダイアンにダイアンはカミーラに、ブロンドとブルネットの二人は相反する容貌なのに、お互いに近づいては双子のように振る舞ったりまた離れていったりする。
面白い。
見終わった後のカンジが『カリガリ博士』(後年アメリカでリメイクされた方)によく似ている。
アレもハリウッドが舞台ではなかったか?

夜は夜で『赤い橋の下のぬるい水』(清水美砂役所広司主演・今村昌平監督/2001年)を見る。
のどかで牧歌的なエロメルヘン。