山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

消えたボイス

洗濯物を干していると、ボイスが甘えてくる。
ウッドデッキの上で尻尾を振りながら、洗濯を干しているワシの踵の匂いを嗅いだりして遊んでいる。
「うりゃうりゃ」とつま先でボイスの背中を撫でながら、洗濯干しを実行中。

干し終わって、カゴを片付け、トイレにペーパーの補充をしたりして、ナニゲに玄関から出たら、ソコにいるはずのボイスの姿がない!!
ビックリして、いつも繋がれている二本取りワイアーロープの先を見るが、留め具の先に繋がっているはずのボイスの姿がヤッパリない!!!
「今の今まで、ココにいたのに!」とビックリして、思わず、「ボイスー!!」と叫ぶ。

今のタイプの留め具にしてからは一度も脱走したことがナカッタのに、何故?
焦りつつ、「ボイスーボイスー!」と呼ばわるワシ。
二階にいるダンナに思わず、「ボイスが離れたみたいよー!」と大声で告げる。
ダンナ、「なんだってー!?」と二階から顔を出す。

「ボイスー!どこー?帰ってオイデー!!」と呼び続けるワシ。
と、その時。

事務所のドアが開いて、せちたろーとボイスが顔を出す(--;
「ボイスが暑そうにしてたから、事務所に入れたの」とせちたろー。なーんだ。ビックリしたよ。
思わず本気で焦った。
ボイスは事務所のドアの所でワシの顔を見て、笑いながらパタパタ尻尾を振っている。

「呼んだ?何か用ですかい?」とアピールしながらコッチを見ている。
「なんだー。ココに居たんだー。ビックリしたよー」と言うと、ボイスがドアから出てきて、ゴシゴシと横っ腹をこすりつけながら甘えてくる。
事務所のドアが開いていても飛び出したりはしない。君はイイコだなあ。

最近、事務所の中ではノーリードで過ごしている。
涼むだけ涼んだら、満足して自分で出ていく。
ノーリードだからと言ってフードの袋を襲うデモ無し(事務所は18kg入りフードの保管場所でもある・あと、オヤツも置いてある)、イタズラをするワケでもなく、時々、仕事をしているダンナに甘えたりしながら大人しく過ごしている。
ボイスは実は「室内犬に向いている」のかもしれない。

ダンナの打ち合わせが急に入って、映画はパス。
ダンナは『パワー・パフ・ガールズ・ムービー』を子鬼と観たいらしい。
「え?じゃあ、ワシとせちたろーは?」と聞くと、
「『アイス・エイジ』観てくれば?」だって。
君の中ではもう、決まっている事なんだね(--;