山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

背中にヨーダ師がぶら下がって居るんです

ダンナがヤッパリ『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』を観たいらしいので、一家で観に行くことにする。
「音響が良くて、画像が一番鮮明な映画館にしよう」と言うことでユナイテッドに決定(ウチから一番近所)
シネコンは色々あるが、ユナイテッドがいつも一番ピントが合っている。

昼前に出発して、途中でラーメンの昼食をとり、福岡ドームへ。
映画の時間までまだ余裕があるので、トイザラスで子鬼のお誕生日プレゼントを選ぶ。
タマタマ可愛いヌイグルミがあったので、思わずワシが買う(--;
\499手のひら大のパンダ。ソレを見て、せちたろーが「いいなー」と言うので、せちたろーにもう少し大きい蜂蜜色の熊のヌイグルミを買う(¥699)
子鬼がやってきて「パンダー」と大きなパンダのヌイグルミを欲しがるので、「じゃあ、プレゼントはコレ」と買い与える(¥1299)
親子三人、ヌイグルミ三昧。

「吹き替え版」を観る。
客の入りはソコソコ。小学生と中学生が多い。
まあ・・・20数年もつき合ってきている映画なんだし、コレは「縁起物」ですから・・・と「諦め半分モード」で見始める。
内容は・・・と言うと・・・「こんなもんで良いの・・・だろうな・・・多分」と言う状態。
文句を付けたい部分は「山のようにある」のだが、「鼻から諦めている部分」が大きいので、「今更言っても詮無いワ」という気持ちが大きい。
ルーカスに映画監督としての人間性の深さなんか求めてないし、ましてや恋愛に於ける人間の深遠な部分を見せて貰おうと思っているわけでもナシ。
この悪と善が入り乱れ、曼陀羅模様と化して一つの世界を作ってゆく、そのダイナミズムを求めているわけでナシ。
ルーカスはベルイマンでもアン・リーでもナイのだ。
だから、主人公がタダの発情したアメリカンな高校生バカップルでも、笑って許すゾ、ゴラァ!!

映画を観た後、「映像が綺麗だったね」としか言えないワシらであった。
その気持ちは映画館を出た後に徐々に重くなり、
「さっきから背中にヨーダ師が子泣き爺のようにぶら下がっているらしく、ナンダカ重いんですけど。段々疲れてきたんですけど」とダンナに訴えるワシ。
どうも鼻から諦めている映画とは言え、「言いたいことが山のようにアル」という状態が自分の気持ちに負担になっているらしい。

「カラオケに行こう」と提案して、鬱積する不満をカラオケにぶつける!
3時間歌い狂う。