山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

かつての友人が俳優としてテレビに出る日

朝からジットリとする暑さ。
あまりの湿気にタダ座って居るだけでも、ダ??ラダ??ラと汗ばむ(デブだから?)
「そうそう、日本の夏、高温多湿の夏ってこんなカンジ」とシミジミ思い出させる気候。

新聞を読む。
ナニゲに番組欄を見ていてひっくり返る。
今日から始まる新番組にダンナの高校の時の同級生が出ていた!(準レギュラーらしい)
「ナンデー!?」と言いつつ、ダンナにご注進する。
「コレコレホレホレ」とダンナに新番組の紹介写真入り記事を見せると、
「うっわー!!」と照れている(←何故?)
「いつから俳優になったんだよー!」とこの期に及んで(?)言う。
「えーでも、モデルとかもしてたから当然と言えば当然ナンじゃない?」
「でもアイツがテレビに出て、北九弁訛で台詞を喋るのかと思うと、いたたまれないー!!」と我が事のように身をよじって悶えている。

実はこの同級生のHクンはダンナとクラスも一緒&部活(ラグビー)も一緒で、結構仲良くしていたらしい。
で、二人ともお互いロックが好きで、エレキギターを弾いたりして遊んでいたのに、卒業後、彼は伝説のバンドのギタリストとしてメジャーデビュー。
ダンナは大学卒業後デザイナー見習いとして丁稚奉公(--;し、現在に至る。
Hクンの活躍はここ20年ほどこの福岡の遠い空の下から見守ってきていたが、まさか、俳優としてゴールデンタイムの番組に出るなんてー!
「今夜が楽しみね」と言うと、ダンナはまだ恥ずかしさに悶えていた。

ボイスとこの蒸し暑さの中散歩。
家に帰ると汗みどろ。
シャワーを浴びてクーラーをつけ、事務所の中にボイスを入れる。
リードを外した状態で完全に室内犬にするのは実は初めて。
ボイス、ネットをしているワシのつま先の上に腰を下ろし、膝にアゴを乗せて、ウットリと甘えてくる。
「うふ、可愛いねえ、お前は」
macに向かうワシの足下で寝そべり、体を押しつけて「一緒にいる感触」を楽しんでいる、ボイス。

さて、夜になり、いよいよ番組を観る。
「ぐわあ!オッサンになっちゃってー!!」と画面にHクンが出てきて、台詞を喋るナリ叫ぶダンナ。
「アンタも十分にオッサンになっているわよ」とすかさずツッコンデおく。
何故か一緒に見ているワシまで恥ずかしくなってくる。
これから毎週こんな風に照れるのだろうか?
それとも「見慣れる日」がやってくるのだろうか?